智子ちゃんと三人の男(1)・・・(照史×淳太)×(濱田×神山) ページ22
「ただいま〜」
「智子お帰り！」
散歩から帰って来た智子は、何故か顔を赤らめている。
「外寒かったん？」
「全然やで。なぁのんちゃん」
乳母車の中のジャイアントベイビー(望)に、首を傾げて問いかける。
その仕草がもう、たまらなく可愛くて。
自分の立場を忘れて見惚れていると、
ピンポーン！と、チャイムが鳴った。
「誰やろ？」
「あっ、淳子さん！」
そこには藤井巡査が立っていて、焦ったようにドギマギしている。
「あっ、」
後ろから智子が出て来て、モジモジと巡査を見つめる。
「あの、さっきは、ありがとう」
智子の目から、ピンク色したハートの光線。
「いや、あのこれ、さっき落としていきましたよ」
そう言って差し出した白いハンカチ。
「おおきに！」
こいつに智子は渡さへん！
智子の手に渡る前に、とっさにハンカチを奪い取った。
ーーーーーー
「ちょっと淳太くん〜さっきのなんやねん！
台本と全然ちゃうやん！」
楽屋に戻り、笑いながら衣装を脱ぐ流星。
「あ〜悪い悪い。智子が余りにも可愛くてな」
水を飲んで気持ちを鎮めていると、智子が入って来た。
俺は淳子の衣装をそそくさと脱ぎ捨て、
新しいペットボトルを手に智子の元へ走った。
「えっ、何？」
「疲れたやろ？はい」
フタを開けて水を渡す。
「あ、ありがとう」
目をパチクリさせて受け取る。
「「あっ」」
手が滑ってペットボトルが落ちそうになり、慌てて同時にそれを掴んだ。
「「セーーーッフ・・！」」
あぶね〜！と笑い合い、ペットボトルの口を智子に向ける。
「え？」
「お前危なっかしいねん。
ほら、飲み？」
「淳太くん、なんか今日男前・・」
「いつもやろ？」
「うん、そやな！」
智子がにっこり笑い、水を飲み始める。
智子の喉がゴクゴクと動き、そこに男を感じてハッとする。
「あっと・・、やばいやばい」
俺には照史が・・。
けど可愛い・・。
「ごちそうさま、淳太くん！」
「いーえ。あ、くち、」
「くち？」
ハンカチで、濡れた口を拭ってやる。
「なんや、照れるなぁ」
「智子可愛いから、なんでもしてあげたくなってまうねん」
「もー淳太くんほんまにあかん」
ぼすんとパンチが飛んで来る。
はっ。
振り向くと、照史ではなく濱ちゃんが、じとっと俺を見つめていた。
「は、濱ちゃん・・」
「お淳太さん」
「は、はい？」
「俺の彼女に何してくれてるんかな？」
(つづく)
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しろくま ．○(プロフ) - 大福もちこさん» 返事遅くなっちゃってすみません！ありがとうございます！！楽しみです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月23日 2時) (
レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - しろくま ．○さん» しろくまさん、リクエストありがとうございます＾＾遅くなりましたが承りました！がんばりますね〜♪ (2016年7月28日 0時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま ．○(プロフ) - 小説面白いです！いきなりですけどリクエストいいですか？のんちゃんが女体化してしげりゅせに取り合いされてるのを見てみたいです！これからも更新がんばってください！ (2016年7月13日 11時) (レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 赤兎さん» いえいえーどうもありがとうございます＾＾リクエストうれしいです。重岡さん総受ですか。む、難しいけどがんばってみまーす！！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 森村里桜さん» わぁ〜本当ですかっ嬉しいです！感想頂けるのすごくうれしい＾▽＾かなりゆっくり更新ですが、これからも楽しんで貰えるようにがんばります♪ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福もちこ | 作成日時：2015年12月14日 0時
