ちいさな一日(2) ページ3
撮影は体調不良ということにして延期してもらい、ホテルに戻る。
流「ここ、どこなん？」
重「今日お泊まりするとこやで」
流「なんでおとまりするん？りゅう、いえかえりたい・・」
濱「そうやんなぁ、帰りたいよなぁ」
桐「濱ちゃん、何一緒にへこんでるん？」
笑いながら言う桐山を軽く睨む濱田。
淳「あんな、流星はな、今兄ちゃんらと東京に来てんねん。
おとんもおかんもお家で待っとるからな、ちょっとだけ旅行して帰ろうや」
流「りょこう・・？」
神「そ、旅行！楽しいで〜。美味しいもんもいっぱい食べれんねんで！」
流「ほんま？やきにくとか、たべれるん？」
望「ほんまや！仰山食べれるで〜。この濱ちゃんて馬がごちそうしてくれるからな！」
濱「誰が馬やねん！」
流「うまっ？！」
キャッキャ、と楽しそうに笑う流星に、全員がほっこりする。
重「流星、兄ちゃんらと楽しいこと、いっっっぱいしよな！」
流「ん・・わかった」
桐「よっしゃ！流星はええこやなぁ〜！」
わしゃわしゃと頭を撫でると、こそばゆそうに流星が照れ笑いを浮かべる。
つやのある子供の黒髪を、六人はジッと見つめた。
神「黒髪の流星、かわいいわぁ〜。たまらんわぁ〜」
先程の反省を踏まえ、そっと頭を撫でる。
流「にいちゃんかてくろかみやん」
望「この兄ちゃんはな、すぐ髪の色変えよんねん。
明日になったら金色になってるかもわからへんで」
流「きんいろ？なんで？！くろいのかっこええのに」
神「えっ？！」
重「あ、神ちゃん、ほっぺ赤なっとる〜」
桐「こらしばらく黒いままかも知らんな」
重「なんやねん。俺があんだけ言うても譲らへんかったくせに・・」
ふて腐れた重を気遣ったのか、流星がナチュラルに話題を変えた。
流「おれ、おなかすいた・・」
今まで黙って流星を見ていた濱田は、服を引っ張られて思う。
流星の上目遣い見るん、いつ以来やろ、と。
濱「あっかーーーん！めっっっちゃかわええ！食べちゃいたいっ！」
むぎゅっと抱きしめると、されるがままになる流星。
「あっ、濱ちゃん狡いっ！」
中間が流星を濱田の腕の中から奪い取る。
ぎゅうぎゅう締め付けられ、苦しそうな流星。
桐「あかん！流星苦しそうや！」
ぱっと手を離すと、顔を真っ赤にした流星が頬っぺたに手をあてた。
望「流星？」
流「おれ、おしっこ・・」
望「おしっこな！兄ちゃんが連れてったるわ」
流星は小瀧に手を引かれ、トイレへ向かった。
(つづく)
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しろくま ．○(プロフ) - 大福もちこさん» 返事遅くなっちゃってすみません！ありがとうございます！！楽しみです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月23日 2時) (
レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - しろくま ．○さん» しろくまさん、リクエストありがとうございます＾＾遅くなりましたが承りました！がんばりますね〜♪ (2016年7月28日 0時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま ．○(プロフ) - 小説面白いです！いきなりですけどリクエストいいですか？のんちゃんが女体化してしげりゅせに取り合いされてるのを見てみたいです！これからも更新がんばってください！ (2016年7月13日 11時) (レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 赤兎さん» いえいえーどうもありがとうございます＾＾リクエストうれしいです。重岡さん総受ですか。む、難しいけどがんばってみまーす！！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 森村里桜さん» わぁ〜本当ですかっ嬉しいです！感想頂けるのすごくうれしい＾▽＾かなりゆっくり更新ですが、これからも楽しんで貰えるようにがんばります♪ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福もちこ | 作成日時：2015年12月14日 0時
