乙女心は複雑�◆焚�賁） ページ46
翌朝、本日出陣させる第一部隊に作戦を伝えた帰りのことだ。
救護所の横を通りかかった際、聞き慣れた声が耳に入ってきた。
目隠しの幕で見えぬが、そう今朝早くに寝床から何も告げずそそくさと出ていったアイツの声だ。
『どう？あとどれくらいで消えるかな？』
「治りは順調ですけど、完全に消えるまではもうしばらくかと。でも消毒は今日で終わりですよ。」
ピクリと眉の吊り上がる感覚が自分でもよく分かった。
救護兵との会話で全て理解した俺は、入るぞと一言放ったと同時に了承も得ずズカズカと声の主へ近付いた。
寝台にうつ伏せになってさらけ出している背中を見れば、肩から腰にかけて斜めに大きな傷が一本。
顔は引きつった表情。
「そういうことか。」
『な、何がですか〜？王賁様。』
「白々しいぞ。こちらへ来い。」
服を整えさせ天幕に戻ると俺は詰め寄った。
背を切られるという失策を責めたいわけではない。
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ずーみん(プロフ) - 春雷さん» 素敵な感想を頂きましてとても嬉しいかぎりです。今書いているものが完成したらまた蒙恬に着手しようと思います！たくさん読んでくださってありがとうございました！ (2021年6月16日 20時) (
レス) id: 366da61a1e (このIDを非表示/違反報告)
春雷(プロフ) - ほんと良いです！切なくなったり、色々と思ってしまいました。どの作品も文章や表現が綺麗で、ファンになりました！これからも楽しみにしています！蒙恬のお話を特にお待ちしております (2021年6月16日 14時) (レス) id: 50c46308fb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 毎日楽しみに読ませてもらってます！街で出会ってから一目惚れされて仲良くなって告白されるまでを書いていただきたいです！多いですが王賁と蒙恬と信と政をお願いします！！ (2020年11月27日 7時) (レス) id: 382e67ae5e (このIDを非表示/違反報告)
ずーみん(プロフ) - 凛さん» 凛さん≫お待たせ致しました。ページが一杯になってしまったので、短編集続編の方に載せました。少々サッパリした展開で上手く書けたか分かりかねますが、書いてて楽しかったです、リクエストありがとうございました！ (2020年11月27日 1時) (レス) id: 366da61a1e (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 有難うございます！楽しみにしています！ (2020年11月23日 18時) (レス) id: 61c2aa8520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プラリネ | 作成日時：2020年9月6日 2時
