親子3 ページ4
その次の日が休みだったため相手とは都内のとあるカフェでの待ち合わせとなった。
Aには人に会うとだけしか言っていない。それもそのはずだ自分も誰なのかを知らないからだ。
約束の時間より少し早くつき相手を待っていると、ドアを開け1人の男の人が声をかけてきた。
｢すみません｣
男の人がそう声をかけてきた。見たところ自分よりそんなに変わらないような人が
｢紫苑とA？｣
と声をかけてきた。
2人で
｢そうです｣
と答える。すると男の人がほっとしたように名前を言ってきた。
｢初めまして、浅沼晋太郎と言います｣
｢えっ！？｣
少し驚いたようにAが相手を見た。
それもそのはず、浅沼と名乗った男はAの大好きな声優、浅沼晋太郎だったからだ。
事態をよみ込めていない紫苑が
｢A知ってるの？｣
と問いかけるとAが嬉しそうに答えた
｢お兄ちゃん何言ってるの！？あの浅沼さんだよ！？｣
と目を輝かせて言った。
｢Aは俺の事知ってたんだ。俺の仕事は声優Aの言った通りあの浅沼さんです｣
と、クスッと笑いながら職業をいい席に着いた。
ここで紫苑は不審に思った何故そんな有名な人が自分たちを知っているのかという、不審に思い相手に聞いてみた。
｢なんで僕達のこと知ってるんですか？｣
｢嗚呼、今日はその話をするんだったな｣
紫苑の問にそう浅沼は言った
｢お兄ちゃんだけじゃなくて私も居なきゃ行けないってことは2人のことですよね？｣
興奮が落ち着いたらしくAはそう言った。
Aの問いかけに浅沼は
｢うん、2人が居なきゃダメな話だよ、後、この話は他言無用だからね｣
そう言いながら2人は頷き浅沼は話を始めた。
｢俺は君たちの父親だよ｣
そう言われた時2人に電気のようなものが身体に走った。
紫苑は落ち着いた様子で聞きAは少しパニックになりながらも聞いた。
続けて理由を話し始めた。
｢Aが1歳になった頃俺達は離婚した。まだ幼い2人が居たから正直どちらかでもいいから俺に育てさせて欲しかったが、俺の職業だと2人のうちどちらかを引き取っても寂しい思いをさせてしまうと思って由美に育ててもらった｣
話していくうちにAは泣き始めていた。
すると焦ってしまい浅沼が
｢ご、ごめんこんな暗い話しちゃって｣
と謝るがAは首を振り。
｢ごめんなさい。浅沼さんは悪くないです。むしろありがとうございます。｣
と涙をふいて笑ってみせた。
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柊(プロフ) - かなとさん» すみません、忘れていました、ご忠告ありがとうございます (2019年3月28日 11時) (
レス) id: a508f958c4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月28日 11時) (レス) id: 577c1d6381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2019年3月28日 11時
