26話 ページ28
金曜日
明日から慶ちゃんと2人で過ごさなきゃいけないのに状況は変わらず. . .
それどころか慶ちゃんは私を避けているようで話さえできないまま
私はというと慶ちゃんに言われたことが授業中も昼休みも頭の中をループして
先生や千夏の話なんか何も耳に入って来なかった
それでもあの日どうして怒られたのか一向にわからなくてそのまま夜になってしまった
自分の部屋のベッドに寝転べばため息がもれる
「はぁ 別に思い上がってなんか...」
コンコン
「はい」
祐也「A、入っていい?」
「うん、いいよ」
ベッドに座り直して返事をした
祐也「さっきの様子だと慶ちゃんとまだ仲直り出来てないんだね」
私の隣に座って心配そうに聞いてくる
「うん どうしたらいいのか分からなくて...」
祐也「...ねぇ」
「ん?」
祐也「慰めてあげよっか」
「え?」
ベッドに押し倒されて私の目の前には天井と祐也の顔
祐也「Aは男も女も関係ないって言うけど、俺は男でいつでもAに手を出せるし、
女のAはどう頑張っても俺に勝てないんだよ。
もしAが帰ってる時、知らない男の人とかに攫われてたらこうなってたかもね。」
祐也の淡々とした低い声に恐怖を感じた
「っ....そんなことっ!」
ベッドに押さえつけられた腕に力を入れるけど、ビクともしなくて
徐々に近づく祐也の顔
目を思いっきりつむった...
祐也「クスッ 何もしないよ」
「え?」
祐也「何? して欲しかった?」
「ち、違う!」
顔が一気に熱くなるのが分かった
祐也「ふふ 可愛い」
チュッ
祐也は私の額にキスをして私の上から降りてくれた
祐也「で、分かったの?」
「...うん、祐也は優しいね」
祐也「俺にとって慶ちゃんもAもすごく大事だからバラバラになって欲しくないだけ。
明日、ちゃんと慶ちゃんと話するんだよ 」
「うん、でも大丈夫かな?
今日だって目も合わせてくれなかったし...」
祐也「大丈夫 ああやってるけど慶ちゃんだって早く仲直りしたいはずだから」
「本当に?」
祐也「うん だって今日なんか. . .あ、やっぱやめとこ」
「え、なに?」
祐也「内緒 ま、頑張って
じゃあ明日の準備残ってるから おやすみ」
「おやすみ」
祐也のおかげでやっと分かった
明日、ちゃんと謝ろう
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なっち - すみません2回送ってしまいました。 (2017年3月19日 16時) (レス) id: 7717c1c96b (このIDを非表示/違反報告)
なっち - こんにちは なっちです。 初めまして 私はナンパされて連れてかれるんだけど何とか間に合って慶ちゃんとかシゲに助けてもらうという話がいいです。 できればよろしくお願いします (2017年3月19日 16時) (レス) id: 7717c1c96b (このIDを非表示/違反報告)
なっち - こんにちは なっちです。 初めまして 私はナンパされて連れてかれるんだけど何とか間に合って慶ちゃんとかシゲに助けてもらうという話がいいです。 できればよろしくお願いします (2017年3月19日 16時) (レス) id: 7717c1c96b (このIDを非表示/違反報告)
ふみか - リクエストで、遠征などで他のメンバーがいない時に慶ちゃんとラブラブはいかがでしょうか? (2016年12月6日 1時) (レス) id: 26145130fb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - みかさん» リクありがとうございます 誰に助けられるのがいいですか?? (2016年7月23日 12時) (レス) id: c7b4045668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作成日時:2016年5月4日 14時