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朝食の席でジミンオッパに会うのが少し億劫で
今朝は起きて準備をしてから
私はクローゼットの奥からジョングクの声がするまでじっとベッドに座って待っていた。
あの日、決してジミンオッパの優しい目が疑わしかったとかそういう訳ではなかった。
むしろジミンオッパはいつも人のことを考えてくれる優しい人で
もう何年もその姿を見てきた私が今更、彼を悪人だなんて思えるはずもなかった。
だけどたった一言、
ジョングクのあの何気無い一言が
私を妙な疑心暗鬼の中へと迷い込ませて
結局あと少しのところで私は何も言い出すことができず
この罪悪感からの解放はまた先送りになってしまったのだった。
「グク、起きてるの。」
「…なんか用？」
かすかに聞こえる物音を聞いてクローゼットに問いかけると
いつものように眠たそうな声が聞こえてきた。
「…別に用はないけど」
「なに。すごい不機嫌そうだけど。」
「…グクのバカ」
「ええ、朝からなにこの女…」
昨日ジミンオッパと気まずくなってしまったことも
この罪悪感と戦っているのも結局元を正せば全部こいつのせいなのだ。
そう思うと寝ぼけた声で特に罪悪感にさいなまれてもいない様子のジョングクが
私は急になんだか憎い気がしてきた。
「…ジミンオッパと気まずくなった。」
「なんで？」
「オッパ私達のこと心配してくれてたの。
最近様子がおかしいからどうしたのって。
なのに私握ってくれた手を…振り払っちゃって」
「ふふっ(笑)」
「笑いごとじゃないグクのせいなのに…」
「えーなんで俺のせいなんだよ」
「…グクが私に黙ってろっていうから」
「偉いじゃん、ちゃんと守って。(笑)」
クローゼットの奥からそうやってニヤつきながら
わざと私の機嫌を逆なでしようとするジョングクの声が聞こえてくる。
なぜ当の本人はこんなにお気楽でいられるんだろう。
その態度に私はますます腹が立つ。
「…でもさ、お前の判断は正しいよ。
ジミニヒョンだって、…ない訳じゃないから」
「……」
「まあ、…とりあえず気まずくなったのは、まあ悪かった…けど。」
「うん、…だからさ」
「ん？」
「一緒に食堂まで行ってくんない…？」
「………。
あーあ、何かと思えば…(笑)
気にしすぎだろ…全く箱入り娘のお嬢さんはこれだから…」
「…じゃあもういい！！」
「おい、ちょ…大きい声出すなよ…！
わかったから！待てバカ！」
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ふうかい1210505956 - 今更ながら更新してほしいです (2022年2月4日 23時) (
レス) @page35 id: b5861f5cf9 (このIDを非表示/違反報告)
れも - ホント今更なんですけどもう更新はないですかね… (2021年9月1日 21時) (レス) id: 44b2d7bf61 (このIDを非表示/違反報告)
annnnnnnna4(プロフ) - とても続きが気になります！更新頑張って下さい(^^) (2018年12月17日 1時) (レス) id: bb84cb866b (このIDを非表示/違反報告)
マリリン - こんな凄い話久しぶりに見ました！続きが早く読みたいです！いつ再開してくれますか？ (2018年12月13日 16時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンナ(プロフ) - レモンさん» 今からは正直キツイですすみません！ (2018年4月1日 23時) (レス) id: ccdc45a3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンナ
| 作成日時：2016年11月14日 23時
