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JM「あ、いたいたA。
ちょっと…時間ある？」
ここにもいよいよ毎晩底冷えする本格的な冬がやって来た。
屋敷の周りの枯葉掃除にはやっと区切りがついたけれど
冬はなんだか気分も落ち込むので、どちらかといえば好きな季節ではなかった。
今朝も朝礼の後、私は暖炉に火をつけて部屋に引きこもっていたが
急にトイレが近くなって一階のトイレに行った帰りのこと。
ジミンオッパに踊り場で声をかけられた。
「…うん？」
「ちょっとさ、外でも散歩しない？
なんかヒョン達にはみんな寒いーって断られて…」
「…そりゃそうじゃない(笑)
家の中でも寒いのに外なんて朝礼以外に出たら風邪ひくよ。」
ジミンオッパは私が呆れて苦笑いするのをみて
「そうだけどさあ…」とつまらなそうな顔をしてみせた。
「…冬だからって…冬眠みたいなことするのってよくないよ。
動かないともっと体冷えちゃうしさ。」
ジミンオッパが不満そうに唇を尖らす。
その残念そうな顔から他のお兄ちゃん達に見事に相手にされなかった様子がなんとなく想像できてしまって
彼は年上なんだけれどそんな表情が妙に可愛いと思ってしまった。
そういえばオッパと２人でどこかに行くなんて今までなかった気がした。
久しぶりに彼とゆっくり話すのもいいかもしれない。
特に最近はなんだか一人でいると滅入っちゃいそうだし。
「…じゃあ、いいよ。行こうか。」
「ほんと？よし、コート取ってこよう。」
ジミンオッパって普段からとても人の良い人ってイメージがある。
人の気持ちとか周りの雰囲気に敏感で
いつも自分のことは後回しにして気を使っているようなそんなイメージ。
「…そんなに嬉しかったのかな」
だから私が誘いに乗った瞬間、とても笑顔で階段を駆け上がっていったジミンオッパを見て
私は少し良いことをしたような気分になった。
オッパの後に続いて階段を登り
部屋のクローゼットを開いてガサゴソとコートを取り出す。
「…どっか行くのか」
奥から眠たそうなジョングクの声がした。
彼は最近もうずっとクローゼットを開けっぱなしにしてるみたいで
私がそれを開くたびに声をかけてきた。
「うん。ジミンオッパと散歩。」
「えー、こんな寒いのにバカかよ。」
「…いいの。」
「気をつけろよ」
ジョングクが人の心配するなんて。
一瞬なぜかわからないけどその言葉にドキリとした。
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ふうかい1210505956 - 今更ながら更新してほしいです (2022年2月4日 23時) (
レス) @page35 id: b5861f5cf9 (このIDを非表示/違反報告)
れも - ホント今更なんですけどもう更新はないですかね… (2021年9月1日 21時) (レス) id: 44b2d7bf61 (このIDを非表示/違反報告)
annnnnnnna4(プロフ) - とても続きが気になります！更新頑張って下さい(^^) (2018年12月17日 1時) (レス) id: bb84cb866b (このIDを非表示/違反報告)
マリリン - こんな凄い話久しぶりに見ました！続きが早く読みたいです！いつ再開してくれますか？ (2018年12月13日 16時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンナ(プロフ) - レモンさん» 今からは正直キツイですすみません！ (2018年4月1日 23時) (レス) id: ccdc45a3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンナ
| 作成日時：2016年11月14日 23時
