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食事が始まると
大きな食堂には賑やかな声が響く。
…誰かの機嫌が悪くない時以外には。
TH「あ、おいし〜相変わらずジニヒョンは天才だよ」
JN「ありがとう」
静まり返った食堂にテヒョンの声だけが響く。
こういう空気の時も、彼は口をつぐむということを知らない。
ジンオッパはそんなテヒョンにニコリと会釈する。
JK「ヒョン、今日の朝礼の後は何もないの？」
NJ「今日は午後から勉強会があるよ」
YG「めんどくせー」
HK「そんなこと言うもんじゃないよ」
YG「冗談だよ」
ユンギオッパの発言にホソクオッパの眉間が動く。
ホソクオッパたちにくらべてユンギオッパは少々宗教に対する信仰心に欠けているところがあった。
私たち家族は、古くから代々受け継がれているいわばこの辺りの地方宗教を信仰していた。
その教えは厳格で、小さな時から私たちはそれに従って生きている。
私たち家族は血が繋がっている訳ではない。
しかしこの宗教では、大人と呼ばれるものになるまで
それぞれの家庭の子供たちは家族を形成して共同生活をすることになっていた。
JN「冗談にできないよ普通。身内だから許してるけどさ、ユンギはそろそろ自覚すべきだよ」
YG「はいはい、もうジニヒョンの後の年長者は俺なんだからっていうんでしょ」
HK「こんなこと言うヒョンがいるから年下が真面目に育たないんだよ」
JK「…」
「…」
NJ「ジニヒョンだってそのうち立派な聖職者になるし、
そしたらユンギヒョンがその後この家の主人になるんだよ」
YG「わかってるよ。その時がきたらよろしくやるよ俺だって。なあ、A？」
「うん、オッパはやるときはやるよね」
SG「ああ、良い子。お前は良い子だね。」
ユンギオッパが歯を出して私に笑いかける。
彼は昔から私には甘い。
はじめのうちは怖い人だと思っていたけれど
あまりに怯える私をみて反省してからは女には優しくしなきゃなと周りに言っていたらしい。
それからはいつも赤ちゃんを扱うように私に優しくしてくれる。
JM「俺でもジニヒョンがいなくなるの寂しいけどなあ…」
JN「おおジミナ〜…集会で毎日会えるよ。」
NJ「ま、人というのは失ってから気づくことが多いからね。と同時に成長する。」
YG「俺も成長するよ、そのうち。」
ユンギオッパがそう言ってウィンクする。
その間黙々と食事を頬張るジョングクをみて
私はなんだかとてももどかしい気分になった。
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ふうかい1210505956 - 今更ながら更新してほしいです (2022年2月4日 23時) (
レス) @page35 id: b5861f5cf9 (このIDを非表示/違反報告)
れも - ホント今更なんですけどもう更新はないですかね… (2021年9月1日 21時) (レス) id: 44b2d7bf61 (このIDを非表示/違反報告)
annnnnnnna4(プロフ) - とても続きが気になります！更新頑張って下さい(^^) (2018年12月17日 1時) (レス) id: bb84cb866b (このIDを非表示/違反報告)
マリリン - こんな凄い話久しぶりに見ました！続きが早く読みたいです！いつ再開してくれますか？ (2018年12月13日 16時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンナ(プロフ) - レモンさん» 今からは正直キツイですすみません！ (2018年4月1日 23時) (レス) id: ccdc45a3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンナ
| 作成日時：2016年11月14日 23時
