純情Lips. (ページ8)

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昨日は岸くんの話で頭がいっぱいでまともに寝られなかった。

おかげでクマがすごい、、、

昨日わかったことは岸くんってすごく子供っぽいけ
ど案外大人だということ。

さすが大人を相手にしてるだけあって恋愛も学生に比べて一歩進んでいるなぁと思う。

だけど、自分より年上の人を好きになるって相当勇気がいるもんだ。

自分より年上の人は自分より長く生きてる分、恋愛経験が多いと思うのが妥当だ。

でも岸くんは「試されてんのも案外いいもんだよ」だって。

って、それってただすごいMなだけじゃん？

「おはよ～岸く••••••••なんでいんの？」

朝から。

勇太が岸くんの席に。

なぜ。

「あ、来た、おはよ」

「•••••••••••おはよう」

「なぁ明日の放課後ひま？」

「ぇなんで？」

「•••なんでも！理由がなきゃ駄目なの！？」

「あーはいはいうるさいなぁ、べつに、特に予定はないけど」

「んじゃ決まり！明日の放課後行きたいとこあるから」

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勢いに押されて約束をしてしまった。

ていうかどこに連れてかれんだろう？

まずそれを教えろっつーの。

「A～、神宮寺とデート？いいなぁ～～」

優美加がにやにやしながら聞いてくる。

「デートじゃない！！」

「でもあの神宮寺クンと二人きりでお出かけでできんのなんてAくらいしかいないよ？」

「いや、なんか他の人に見られちゃ困るようなことをわたしに頼むだけだと思う」

わたしになら見られようがどうでもいいから、的な。

きっとそうだよ。

例えば、、、エロ本買わされる、、、

とか？

うわ、ありえねー。

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