幸 せ 家 族 の 日 常【 平成 / 報道 】

○１○ ページ2

Ryo







__ぽふっ




亮「…ん…。」




お腹に感じた重みで目を覚ました。




「ぱぁぱ！おはよー！」




亮「おー、涼介おはよ。」




重みの正体は息子の涼介。




下降りようか、と言うと、だっこ！と手を伸ばしてくるから抱き上げる。




んふふ、と抱きついてきた。




ほんまかわええわ、こいつ。




涼介「ままがね、だいちゃんおねつだからりょうちゃんにぱぱおこしてきてって。りょうちゃんえらい？」




亮「えらい！さすが俺の子や。」




艶々の頭を撫でてあげると、タカに似た色白のぷにぷにした頬っぺたを赤く染めて、微笑む涼介。




ああ、嬉しいんやな。




亮「よし、今日はぱぱ仕事お休みやから、1日涼介と遊んだる。」




涼介「ほんとお？ぱぱ、だいちゃんとびょういんいかない…？」




不安そうに顔を覗き込んでくる。




普段、大貴が体調崩すとタカが大貴に付きっ切りやから、寂しいのかもな。




俺は仕事やし。




亮「行かへんよ。一緒に遊ぼうな。」




涼介「うん！」




にっこり笑った涼介の頭を撫でてリビングへ向かう。

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