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第七話 ページ8

やがて、夕闇の中を沢山の人参を抱え、よたよたと丘を登る
狼牙の姿が見えてきました。
その人参も、明くる日には、紗南がすっかり食べてしまいます。

だから、狼牙は毎日人参を探しに、森の中を駆け回らなければなりません。

お陰で紗南は、少し太ってきましたが、狼牙の方は痩せるばかりです。


ある日の事、紗南は狼牙に言いました。

「ねえ狼さん。近頃人参の数、少ないんじゃないの」

「だって、このあたりは皆抜いちゃったしさ。」

「こんなんじゃ、私なかなか太れないわよ?」

「今は一本探すのも大変なんだよ…」

「そんな必死に探さなくたって、すぐ家の前で沢山とれる方法があるじゃない。
もう、いい加減に気付くかと思ってたわ。」

紗南は呆れ気味に言いました。

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作者名:疾風みすと | 作成日時:2013年2月10日 18時

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