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第三話 ページ4
「まって。」
紗南が振り向き様に言いました。
「あーあ、がっかりね。もっと利口な動物かと思ってたわ。」
「だ、だってよ、今お前が…」
「いい?もし、私が狼だったらよ?こんな痩せっぽちの兎食べたって、味は悪いし、すぐお腹が空いちゃうし、もうちょっと頭を使うわね」
「頭を使うって、例えば、太らせてから食べるとか?」
「そ。それにはまず…?」
「兎の大好物の人参をとってくる」
「当たり。やっぱ私が思った通りね。流石に頭が良いじゃない
いくら逞しくたって、食べられるからには、ちゃんと兎を食べるマナーが、わかった狼じゃないとね。
さ、早くう。」
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作者名:疾風みすと | 作成日時:2013年2月10日 18時