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第二話 ページ3

「た、食べてって、お前そんな事言うと、食べちゃうぞ?」

「ふふ、だから食べてって言ってるのに」

「ほ、本当に良いんだな?」
狼牙は少し焦りました。




「私ね、小さい頃からずっと思ってたの。どうせいつか死 んじゃうなら、
一番素敵な狼さんに、食べられちゃおうかしらって。」

「素敵って、お…俺が?この俺が?」

「そうよ。」

「そうか、ふうむ。そうかそうか。」
狼牙は腕組みをして、うろうろ歩き回りました。

「何してるの?食べないんなら行くわよ」

紗南がさっさと歩き始めたので、
「お、おい、食べるってば!それじゃ、いただきまーす」
あんぐりと口を開けたのですが、
「まって。」

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作者名:疾風みすと | 作成日時:2013年2月10日 18時

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