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青side
中「俺らは責めたいんじゃなくて、だからちょっと休みませんか?っていう提案をしたいねん」
神「気づいてないだけでいっぱいいっぱいなんかもしれんしさ」
あ、それ。病院の先生にも言われた。
先生がそう言うのに詳しいから鬱って分かっただけやと思ってたのに。周りから見ても変に見えてるんや。
藤「、、そんなことないもん」
やめてよ。お前はおかしいって言いたいんやろ。
そんなん普段エゴサして見てるからさ。分かってるからさ。
メンバーだけには言われたくないねん。
ポケットの中に入れてるカッターを握りしめる。
大丈夫、大丈夫。疲れてるだけやもん。変じゃない、大丈夫。
小「でも最近の流星普段と全然違うやん?やけにピリピリしてるしさ」
なんで、そんなこと言うん?
重「俺も休んだほうがいいと思う。健康が1番よ、いつもの流星に早く会いたいし!」
いつもの俺って何?今だっていつもの俺やん。
藤「なんなん、俺が邪魔って言いたいん、、」
桐「ちゃうちゃう、心配してるから休んでほしいんよ」
なにがやねん、何が心配やから、やねん。
うるさい。何も知らんくせに、何も知らんくせに!
藤「、っ一回休んだらどんだけ着いていくん大変かみんなやったら分かるやん。演出だって俺がおらな確認できんところだってあるし、収録だって毎回何本か一気に撮ってるねんから何週も出んことになる。だいたいいつもの俺じゃないってなんなん?!お前らができてないとこ指摘されていらんだけやろ?考えてる時も騒いで邪魔ばっかしてきて、YESマンでニコニコして何でも許してくれるような俺が良かっただけなん?今の俺が邪魔ならそう言えよ!」
間違ってないもん。俺はもっと良いもの作らなあかんからやってるだけやのに、みんなのためにやってんのに。
一気に捲し立てた俺の言葉に何の返事もなくて、そっと顔を上げる。
藤「、、っ!」
悲しんでるような、怒ってるような、怪訝な顔をしたみんながじっと俺をみてる。
なんというか、お前はおかしいよって言われてるみたいで。
あ、、、あかん。
全員敵なんや。
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作者名:麗 | 作成日時:2024年1月21日 2時