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青side
アンケートを出して呼ばれるのを待っていると、次に案内されたのは7番の扉。
扉を開けるとさっきの先生とは違うおじいちゃんの先生が和やかな顔で座ってる。
医「どうぞどうぞ、お座りになってくださいね」
藤「あの、俺、ただ、、えっと、、」
医「まぁまぁそう焦りなさんな。今から話すからね」
藤「、、すいません」
何話されんねやろ。
変なんかな?おかしかったかな?
医「流星くん、君がこれから僕と一緒に戦っていくのは鬱病。人生100年時代、気長に頑張っていこうやない」
鬱、、、?
それってもっと心が辛くて、しんどい人がなるやつじゃないの?
俺、全然辛くないで、?
藤「あの、俺全然心とかしんどくなくて、辛いとかないんですけど、ほんまに鬱なんですか?」
医「きっと自分では気づいてないのかもしれないけど、流星くんの心は今すごくいっぱいいっぱいになってるよ。
これに気づけたのは凄く良いことだし、治療に早くとりかかるのは流星くんにとっても大事なことだからね」
相変わらず目の前のお医者さんはニコニコしてる。
俺を安心させるためなんかな。
やとしたらその効果は全く感じられへんわ。笑
あなたは鬱ですなんて言われてこっちは軽いパニック。
なんともなったよ、ただ疲れてただけだったよって
言おうと思ってたのに。
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作者名:麗 | 作成日時:2024年1月21日 2時