検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:15,323 hit

10 ページ12

降谷 零side

「……」

俺は絶望した。
俺の事も、今までの事も忘れられたのだと知ってしまったから。

何故か、感情がストンと落ちてしまったような、不思議な感覚。

ああ、これが、

「絶望を通り越したものか……」

自分を守るために脳が防衛本能を出したのだ。
もう涙も出ない。

「……あの、あなたの名前は?」

「俺は、名前が無い。好きに呼べ」

「……では、一、と呼ばせていただきます」

「ああ」

仕事内容はターゲットからある情報を聞き出す事、それとパソコンのデータ回収で、ターゲットは殺しても構わないらしい。

今度のターゲット、藤澤の息子の結婚パーティーに潜入で決まる。

「相手は男……それも既に結婚をしている……」

「男にでも色仕掛けか?」

「最終手段ですけどね……」

メイン作戦

バーボンが藤澤を酒で酔わせ、休むという理由でとある一室に駆け込み、吐かせる。
その間一はパソコンのデータ回収に向かう。

作戦A

薬を打ち込んで、無理矢理吐かせる
その間一はパソコンを回収。

作戦B

「これは……」

「……しゃあねねぇ、ゆっくり吐かせれば良いだけだろう。パソコンはこっちに任せろ」

「わかりました。その一室は……」

より細かく、精密に作戦を練り上げ、任務を進めていく。
ここでわかったのは、彼は『殺しなれている』

「(……しかし何故、親父は組織に……?)」

いくら両親を殺した理由を知ったとしても、彼の生い立ちまでは知らない。干渉出来なかったのだ。

もしかしたら、俺の生活費はここから稼いでいたのだろうか……。

いや、きっとそうだ。

「……では一、開始します」

第2章→←09



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ランコ | 作成日時:2018年12月22日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。