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テヒョンにコンビニに付き合わされた後、公園のベンチで3人並んでアイスを食べる。
A「あぁ、こんな時間にアイス食べたら太るー。」
JM「でも、その罪悪感が、さらに美味しく感じさせるんだよねぇ〜。」
ジミンと見つめ合って、お互い、だよな。と目線で会話し、ハイタッチ。
パンッと良い音が鳴った。
A「ねぇねぇ、ふたりは大学どうするか、とか決めてる?」
JM「唐突じゃん。」
A「受験生になったし、気になって。」
TH「僕は、理系だな。プログラミングとか学べる学部。将来はゲーム作る仕事がしたい。」
JM「おっ、いいじゃん。テヒョンが作るゲームとか面白そう。」
A「テヒョンゲーム好きだもんね。ジミンは?行きたい大学とかあるの?」
JM「僕は、法学部かな、大学はまだ検討中。」
A「法学部!まぁ、ジミン頭いいもんね。」
そうなのだ、わたしと違ってこのふたり、頭も良ければ、運動神経も良いのだ。
天は何物を与えるんだ…、世の中不公平だな。
対してわたしは、いたって普通。
顔も不細工ではないけど、美人じゃないし、頭も努力してる割には平均。運動だって人並み程度。
神様、わたしの両側に座る男たちを贔屓し過ぎですよ。
JM「Aはどうすんの?」
A「……、うーん、まだ何も決められなくて…」
JM「まぁ、焦らなくてもいいんじゃない?大学行ってやりたいこと見つける人もいるんだし。」
A「うーん、そうだよね。」
TH「Aなら見つかるよ。」
そう言って、テヒョンが頭を撫でてくれた。
コンビニを後にして、結局ふたりはわたしを家まで送ってくれた。
A「いつも送ってくれてありがとう。気を付けて帰ってね。」
TH「Aは女の子だからね。」
JM「気を付けて帰るよ。すぐそこに家見えてるけど。」
ジミンの家はうちの斜め向かいの二軒先。
テヒョンの家だって、歩いて1分かからないくらい。
TH「ほら、早く入って。」
JM「また明日。」
A「うん、じゃあ、おやすみ。」
ふたりに背を向けて門を開ける。
家の扉を閉めるときもう一度手を振って家に入った。
手を振り返してくれるふたりを見てたら扉が閉まった。
わたしが家に入るまでいつも見守ってくれるふたり。
なんだかんだ優しい。
大学に行っても、就職してもこの関係はずっと変わらずいたらいいな。
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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません!訂正した方が、、、、。50ページ(50話 )の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れみ | 作成日時:2021年3月29日 22時