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しかも、噂に背ひれ尾びれがつき、テヒョンは女を殴るDV男、と、内容が変わっていた。
先輩たちはテヒョンを遠目から見るだけだったのだが、何も知らない新入生たちは違った。
わたしたちが2年生になった春、テヒョンはまた次々と告白され始めた。
ただ、中学の頃とは違い、付き合えるのは1度に1人だけ。
という、暗黙の了解ができていた。(それが普通だよね?)
女同士、協定が結ばれたようだ。
そして、わたしやジミンを優先するのは当たり前、という制約付きになっているのだ。
今年もまた新入生たちが我先にと告白大会を始めたんだな。
祖母「これ、イチゴ、食べてね。」
JM「おばあちゃん、ありがとう。」
祖母「今日は、テヒョンは遅くなるのかい?」
A「うん、でも夕飯までには帰ってくるんじゃないかな。」
わたしたちが今いるのは、テヒョンの部屋。
わたしの親も、ジミンの親も共働きで、小さい頃から学校が終わったら、テヒョンのおじいちゃんとおばあちゃんの家で遊んでいた。
それは今でも変わらず、テヒョンに彼女が出来ても、先に帰って彼の部屋で彼を待つのが当たり前だ。
JM「A、パンツ見えそうだから、しまって。俺の目が汚れちゃう。」
寝転びながら漫画を読んでいたジミンが、イチゴを食べようと起き上がって横に寝転がってるわたしに言う。
A「汚れちゃうってなに。女子高生のパンツだぞ。」
同じくイチゴを食べようと、起き上がって抗議する。
JM「俺は美人なお姉さんのパンツしか見たくないから。」
A「美人で巨乳のお姉さん、でしょ?」
JM「よくわかってるじゃん。」
顎をあげて眉を下げ、わたしを見下げるようにして、ドヤ顔で言う顔だけイケメンな幼馴染。
A「そこに置いてある、あなたたちの大人なビデオが物語ってるよね。」
ベッドの下にある収納ケースに目線を送る。冷めた目で。
JM「は?
ぶふっ!ッゲホッゴホッ
え?なんでAがその存在知ってんの?」
焦ったのか、ジミン牛乳を吹き出した。
A「ちょっ、汚ない。しかも牛乳だし、臭くなるじゃん。」
急いで下に降りておばあちゃんに台拭きをもらいに行く。
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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません!訂正した方が、、、、。50ページ(50話 )の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れみ | 作成日時:2021年3月29日 22時