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案内されたのはカップルシートで、横並びに座り、背もたれが頭まで隠れる程の高さがあるソファーだ。
目の前は、ガラス張りで、下を見下ろすと広場が見える。
JK「この席、めっちゃいいじゃん。
ヌナとこうやって近付いても…」
そう言って、わたしにくっついてくるジョングク。
JK「キス、しても、バレないよ?」
机に肘をついてわたしの方を見て微笑んでくるジョングク。
A「ぶふっ」
飲んでいた水を吹き出した。
JK「ちょっ、ヌナ。」
水がこぼれたわたしの服を、おしぼりで拭いてくれるジョングク。
JK「さすがに、ここは触れないから、自分で拭いてね。」
そう言って、水がこぼれた胸元をガン見しながら、おしぼりを手渡してくる。
A「あ、ありがとう。自分で拭くね。」
受け取って、胸元を拭く。
JK「はい、ヌナ、あーん。」
ハンバーグを口元に差し出してくる。
JK「ほら。早く!
ジミニヒョンがいない今が絶好のチャンス。
ヌナ、口、開けて。」
大人しくあーんされる。
JK「ふふふ、ヌナ、照れてるの?可愛い。」
頬が赤くなったわたしを見てジョングクが言う。
ていうか、一口でかいな、雑だなジョングク。
JK「もうずーーっとこのソファーに座ってたいよ。
こんなに近くで、ヌナを一人占め。」
やっとのことで大きなハンバーグを飲み込むと、
JK「ヌナ、ここ、ついてる。」
スローモーションみたいだった。
ゆっくりと近付いてきたジョングクは、わたしの口の横についたハンバーグのソースを、
ペロッ
自分の舌で舐めとった。
JK「ん、美味しい。今まで食べた中で一番甘い。」
そう言って、また妖艶な微笑みを見せるジョングク。
ちょっと待って、今…
JK「ほんとは、ココにしたかったんだけど、それは我慢するね。」
わたしの唇に人差し指で触れながら、舌舐めずりするジョングク。
ジョングクの唇を舐めてる、あの赤い舌が、わたしの唇すれすれを舐めたんだと思うと、一気に体が熱くなった。
A「な、な、な、な、何を…」
JK「ヌナ、顔真っ赤だよ?、イチゴみたい。」
ダメだ。ショートしました。
わたし、今、頭から煙出てないかな。
その後は、ジョングクに話しかけられても、まともに会話できずに、食べてすぐにお店を出た。
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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません!訂正した方が、、、、。50ページ(50話 )の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れみ | 作成日時:2021年3月29日 22時