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JM「テヒョン、やめろって、落ち着け。」
慌ててジミンが、テヒョンの方へ。
TH「なんで、Aのこと悪く言うの？
おまけに、Aに手あげようとするなんて…」
テヒョンはよほど腹が立ったのか、震えていた。
A「あの、テヒョンわたしなら大丈夫だから…」
振り返って、わたしの方を見たテヒョン。
その瞳は怒りに満ちていて、今まで見たことがないくらい怒っているのが分かった。
TH「Aがよくても、俺は許せないっ」
そう言って拳を振り上げるテヒョン。
JM「テヒョン、落ち着けって。」
ジミンがテヒョンを押さえ付ける。
JM「ほら、お前らもAに謝れ。」
テヒョンに殴られて、放心状態だった女の子たちがゆっくりわたしの方を見る。
TH「Aのこと見るな！」
ジミンの腕をとき、近くにあったゴミ箱を女の子たちの方に向かって思いっきり蹴り上げるテヒョン。
TH「Aに何かしたら…
むぐっ
JM「ほら、もう行って。これ以上殴られなくないでしょ。」
ジミンがテヒョンの口を押さえて、女の子たちをあごでしゃくる。
我にかえった女の子たちは、そそくさと走って行った。
TH「ジミン、離して！」
わたしもテヒョンの方へ駆け寄り、ジミンと同じくテヒョンを押さえた。
A「テヒョン、わたしなら大丈夫だから。
テヒョンが庇ってくれたから、どこも怪我してないし。
だから、もうそんなに怒らないで。」
テヒョンがわたしの方を見る。
瞳の怒りの色がゆっくり薄くなっていく。
TH「ごめんね、A。俺のせいで。
俺のせいで、嫌な思いさせたよね。」
泣きそうな顔でテヒョンが言う。
A「大丈夫だよ。テヒョンが守ってくれたでしょ？」
笑って言うと、
テヒョンに抱きしめられた。
TH「ごめんね。」
大丈夫だから、とテヒョンを抱きしめ返した。
その後、何番目でもいいから、とか、テヒョンになら殴られたい、とか、そんな女の子が急増した。
イケメンって得だな、と変に感心してしまった。
でも、テヒョンはしばらく女の子と関わらないようにして、ジミンや他の男の子もテヒョンに女の子を近付けないよう、彼を守っていた。
中学校はそのままなんとか無事に卒業したが、地元の高校に進学したため、テヒョンの噂は高校にも届いていた。
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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (
レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません！訂正した方が、、、、。50ページ（50話 ）の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れみ | 作成日時：2021年3月29日 22時
