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JK「はぁはぁ、ここまで来ればもう大丈夫かな。ヌナ、足は大丈夫?」


A「うん、大丈夫だけど…」


JK「花火だけはどうしてもヌナとふたりで見たくて…、

連れ去っちゃった。」

へらっと笑うジョングク。



A「連れ去っちゃったって…

って、うわ!ジミンからだ。」

スマホからは着信音が鳴っている。


JK「貸して。ヌナのは電源オフ。

僕がテヒョンイヒョンに、連絡しときます。」


わたしのスマホの電源を落とし、自身のスマホでメッセージを送るジョングク。







JK「俺、穴場知ってるんで行きましょう。」


さっきまでとは違いゆっくりと歩き出すジョングク。


わたしがジミンとテヒョンのことを気にしないようにする為か、一人で一方的に話し続ける。

JK「でね、ホソクの彼女なんだけど…」




そのまま15分くらい歩くと、小さな空き地に着いた。


JK「到着。こっち。」

少し段になっている所をジョングクに支えられながら登り、

JK「浴衣汚れちゃうから、はい、ここ座って。」

ポケットからハンカチを出して、低い岩の上にひいてくれる。


A「でも、ハンカチ…」

JK「これは、ヌナに座ってもらう為のハンカチだから。」

そう言って、わたしをハンカチの上に座らせる。





JK「もう少しで始まるね。」


てっきり横に並んで座るもんだと思っていたのに、ジョングクは後ろにまわり、わたしを自分の足の間にはさむようにして座った。


A「え、何この体勢…」


わたしの言葉を無視して、後ろから左腕をまわしてジョングクの方にもたれるように抱き寄せられる。




JK「さっきテヒョンイヒョンに触られてた。」


少し怒ったような声で言い、右手でわたしのうなじに触れる。



A「やだ、くすぐったいから。」


振り返ろうと横を向いたら、すぐ隣に顔を近付けてきたジョングク。

至近距離で目が合う。



A「ヒョン達であっても、隙、見せないでよ。」

ジョングクの潤んだ瞳を見れなくて、思わず顔を正面に戻して下を向いた。





JK「…ヌナ、わざとなの?」

うなじに柔らかいものが触れた。


JK「浴衣なのに…、下向いたりしたら、うなじ、丸見えだよ。」



さっきよりも熱くなった柔らかいものは、うなじに沿って上から下におりていく。


チュッ、チュッ、チュッ。


ジョングクが触れるだけのキスをしてるんだ。


そう認識したら、もうおかしなくらい心臓が鳴る。


A「ちょっ、ジョングク。」



JK「そんなえろい声で、名前呼ばれたら。俺……」

両腕で、さっきよりも強く抱き締められる。









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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません!訂正した方が、、、、。50ページ(50話 )の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れみ | 作成日時:2021年3月29日 22時

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