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JK「ヌナ、耳まで真っ赤。」

そう言って、自分の手の甲でわたしの頬と耳を撫でてくるジョングク。


JK「もちもちしてる。」


わたしは食べられてしまうんだろうか。

妖艶なジョングクを直視できなくて、恥ずかしくて言葉を発することも出来なくて、ただ黙りこむ。






JK「ヌナ。ヌナが好き。どんどん好きになる。

…俺のこと見てよ。」

わたしの顎に手を添えて、自分の方に向けるジョングク。

恥ずかしくて目を合わせられない。


JK「ヌナ、俺の目、見て。」


A「無理です。見れません。」


JK「ふっ、なんで敬語なの?」


顎に添えていた手を広げ、顎先から耳へ向かって指先で輪郭をゆっくりなぞったあと、掌全体でわたしの頬を包む。


ビクッと体が跳ねてしまった。




JK「…ヌナ、そんな可愛い反応しないでよ。」


親指でまた頬を撫でてくる。


JK「ほーら、こっち見てよ。」


いや、無理です。


JK「もうっ。」


下を向いていたわたしの目の前にジョングクの顔。

急にわたしの顔を覗きこんできたジョングク。


A「わっ!」


JK「色気ない声だなぁ。」





わたしの顔を切なげに見つめながら、


JK「ヌナの目に写ってる俺は、男に見えてる?」

自信なさげに聞いてくるジョングク。


JK「こんなにもヌナを好きな俺の気持ち、少しは伝わってる?」





A「それは…伝わってる。」


緊張で握りしめていたわたしの両手を、頬を撫でていた手でさすったあと、片手を掴んで自分の左胸に当てるジョングク。



JK「分かる?俺がヌナにどれだけドキドキしてるか。」

ジョングクの心臓の音が掌に伝わってくる。



その音は、わたし以上にうるさくて、ドキドキしてるのはわたしだけじゃないんだ、という安心からか、体の力が抜けてきた。


プルルルルル

終了10分前の音楽が鳴っている。







JK「ヌナと密室は危険だね。俺、狼になっちゃいそう。」

さっきまでの妖艶さはどこへやら、可愛らしい笑顔でそう言うジョングク。


JK「さ、俺がヌナを食べちゃう前に部屋を出ましょう。」


ジョングクはわたしから離れて立ち上がり、見下ろしながらわたしの頭を一度撫でた後、サクサク帰る準備を始めた。









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れみ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね(>_<)すぐに修正いたします。 (2021年4月12日 12時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - あと、その下の『前を向いてそう言ったジョングクの耳も少し赤くなっていた。』もジョングクになってます。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - すみません!訂正した方が、、、、。50ページ(50話 )の中間あたりの『そう言うジョングクの頬も少し赤くなっていた。』はジョングクではなくジミンですよね、、、、。 (2021年4月12日 1時) (レス) id: c382985e1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れみ | 作成日時:2021年3月29日 22時

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