9-JNside ページ10
JNside
Aちゃんを地下室に案内した
そこには僕達でさえ1回入ったことがあるかないか位の所
薄暗く掃除がされていない為ホコリっぽい
「よし、掃除しよう」
A「大丈夫ですよ。」
Aちゃんは荷物をドサッと置いた
ホコリがふわっと舞う
TH「ほんとに荷物それだけなの？ベッドは？」
「寝袋あるので大丈夫です。」
そう答える
TH「じゃあ、僕のベッドで寝る？！」
「大丈夫です。」
JN「こら、テヒョン。ごめんね、Aちゃん。」
「いえ。」
苦笑いをしながらふと荷物のチャックが少し開いている事に気が付く
少し覗いてみると家族らしき方の写真
JN「その写真。御家族？」
「はい。」
JN「こんなことになって心配してない？」
「いえ。もうこの世にいないので。」
Aちゃんの口から出た言葉に衝撃を受けた
あれだけ騒いでいたテヒョンも黙り込む
JN「ごめんね。深入りはしないから。」
TH「..僕がAちゃんの家族になる！！」
「大丈夫です。気にしないでください。」
JN「あ、そうだ。僕はAちゃんの事受け入れるよ。」
TH「僕も！」
「そうですか。」
と冷たい視線が突き刺さる
JN「じゃあ、僕達は帰るね。リビングにある食べ物とかは全然使ったり食べたりしていいからね。テヒョン行くよ。」
TH「まだ、Aちゃんと一緒に居たいのにー！」
僕はそう言い残しテヒョンを連れ部屋を後にした
.
.
家族になりたいと心の片隅で思った自分の気持ちに僕はまだ気付いていない
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作者名：nu- | 作成日時：2021年10月8日 20時
