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※
ピクリと眉が上がる
コイツ、兄貴に売られたって言いたいの？
tn「…グルッペンは、王位継承権は3番目、国王になる確率は年齢でいえば低いねんけど…3人の王子の中でも随一の頭脳を持ってるんや。
社会情勢や政治に武器に付いて気になるもんは全部覚えてよぉ国王様に話しててな…それを上の2人は気に食わんかった」
gl「バルド兄さんは正直剣の使い手としては凄いが政治に関しては疎く、王子という名を使い怠慢を繰り返してる始末。次男のスラン兄さんは秀才ではあるが病弱な為半日はベッドでの生活が多い…」
『…ふーん、そんな中…両方の才能を持つ君に妬み嫉み恨みを感じたと』
そう言うとグルッペンの眉間のシワが更に濃く
深い悲しみを帯びた表情になった
兄弟にそう思われたなんて
嘘でも思われたくなかったんだろうな
tn「…バルド様は兵士を使って俺らが軍事学校の寮にいた時…真夜中にグルッペンを拉致ったんや。同室やった俺も連れてかれ、たまたま物音に気づいたオスマンとひとらんも抵抗したけど連れてかれ…眠らされて気づいたら首輪を付けられてたってわけや…売られる直前にオークションのオーナーが言うたんや…【お前らはバルド王子に売られたんやと】」
『……それいつの話？』
tn「もう6年も前や…っ」
『…そう』
という事は6年間もあの屋敷で
あのような扱いだったというわけか…
まぁでも…
『…多分オークションに売ったのはバルドかもしれないけど…4人の拉致に関して、主犯は……スランの方だと思うね』
gl「！？、な……なんでや」
『新聞紙…読む機会あった？それか西国の情報って教えてもらえた？』
gl「…それは、なかった。俺達が知れたのはあの屋敷の近況のみだ」
『…ちょっと待ってな』
私はゆっくり立ち上がり4人を待つように促す。チーノも動こうとしたので座ってるよう指示して2階へ上がる。仕事部屋へ行きそこから新聞紙何冊か取り出して1階へと戻った。彼らの前に着くとドサリとその新聞紙を置いた
『…読んでみなよ、そこに答えがある』
gl「…、……？………、…なっ！？」
驚きを隠せないグルッペンの声に
今まで黙ってた2人も新聞を読み出した
os「！ちょっと見せて」
ht「！…これ…って」
tn「…まさか」
gl「…親父が……しん、だ？」
それぞれの新聞の見出しには
【国王、バルド王子城内にて死亡】
【西国新たな王にスラン王子が…】
と、書かれていた
.
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なぎ(プロフ) - 面白かったです！一気に読んじゃいました！続き楽しみに待ってます！ (2021年7月25日 5時) (
レス) id: 6fdcf214e0 (このIDを非表示/違反報告)
真殿(プロフ) - かみぶくろさん» コメントありがとうございます！あ！お越しいただきありがとうございます！嬉しいです！ぜひこの作品も楽しんで読んでもらえたら嬉しいです！ (2021年4月4日 14時) (レス) id: c44da9af3a (このIDを非表示/違反報告)
真殿(プロフ) - あんこもちさん» コメントありがとうございます！語彙力ぜひ戻ってきて！笑。これからも更新頑張りますのでぜひお楽しみに！！ (2021年4月4日 14時) (レス) id: c44da9af3a (このIDを非表示/違反報告)
真殿(プロフ) - koyukiさん» コメントありがとうございます！好きって言って下さり感謝しております笑。更新ぜひお楽しみにお待ち下さい！頑張ります！！ (2021年4月4日 14時) (レス) id: c44da9af3a (このIDを非表示/違反報告)
真殿(プロフ) - 蝶月さん» コメントありがとうございます！えっとciの事ですかね？汗。可愛いくしちゃいました笑。他のも見て下さりありがとうございます！更新ぜひお楽しみに！！ (2021年4月4日 14時) (レス) id: c44da9af3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真殿 | 作成日時：2021年2月12日 12時
