続 ページ5
荒瀧一斗はAといるといつもより幾分か落ち着いていた
と言ってもヤンチャな心は抜けず、少し冷静になるだけだったが
素朴な家に上がると歳をとった祖父母らしき二人がいて
あらあら一斗ちゃん久しぶりねえ、なんで声をかけてくる
荒瀧一斗もおう！、と声をかけ、腰を下ろす
Aは料理をしてくるので、と視界から消えた
20分ほどだったか、それくらいでAは料理を持って戻ってきた
素朴な和食が、そりゃもう絶品だった
うめぇ！うめぇ！と荒瀧一斗が言う度、Aはにこやかに笑った
しばらくすると豪雨が降り始め、雷も轟いてきた
祖父母が危ないから泊まって行きな、と言って、荒瀧一斗もそれに従った
お風呂に入りさあ寝ようと、みんなにおやすみと声をかけ、寝つこうとしたが
目が冴えて寝られなかった
雨のせいでも、雷のせいでもない
Aの、自分があの時聞いた質問のことで寝られないのだ
あまりにも焦っていたように見えた、Aの焦っている所は初めてだった
悶々と考えていると雨風の音ではない人の音が聞こえた
それはきっとAだろうと直感的に思った
案の定それはAで、コトコトと何かを煮ていた
こっそり背後から近づいて見てみると白い液体だった
「牛乳か？」
ビクッと体を揺らしたかと思えばすぐにこちらを向いて
『なんだ一斗さんか』
と胸を撫で下ろした
そして、雷の音で寝付けなかったのでホットミルクを作ろうかと、と言った
そして飲みます？と荒瀧一斗提案して、了承した
二人でホットミルクを飲むとなんだか少しさっぱりしたようだった
そして決心してもう一度聞こうとしたとき、Aが口を開いた
『私の話、聞きたいんですよね？』
困ったように笑って、彼女は淡々と話し始めた
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立花 - ねこねこみこみこさん» 続編の方のリクありがとうございます！ありがとうございますすっごい嬉しいです！ (2022年9月14日 18時) (
レス) id: 6a378db6dc (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこみこみこ - あぁぁ、、、全てが刺さりますぅ、、めちゃくちゃこの作品が好きです！これからも頑張ってください！ (2022年9月14日 14時) (レス) @page9 id: f0255f2c02 (このIDを非表示/違反報告)
立花 - グーフォさん» 心に刺さった...嬉しいです！ありがとうございます！！！ (2022年9月5日 22時) (レス) id: 5bdf7d7db1 (このIDを非表示/違反報告)
△(プロフ) - 立花さん» こんばんは！返信が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした🙏影ちゃんで大丈夫です...！🙇♀ (2022年9月4日 20時) (レス) id: 903d9d5d23 (このIDを非表示/違反報告)
グーフォ(プロフ) - だいぶ心に刺さりましたっ…！！ありがとうございます！！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: d3df5e9429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：立花 | 作成日時：2022年8月28日 21時
