あまったる 【原神】 【短編集】

続 ページ10

朝ご飯と言っても時間的には昼ごはんだ、


いつもティナリの作る朝ごはんを食べて隊員の方へ向かう


『おはよー』


一声かけるとぞろぞろと出てきて「A先生！こちらをお願いします！」


と若い声が聞こえてくる、いや私も若いけど


部屋に移ると何人かの怪我人やら病人やらがいる


症状は様々で、怪我や骨折打撲、精神疾患、まあこれに関してはキノコのせいだけど


まずに怪我人から見ていく、水元素を付着させて、パッとしたらほらきえた


「ありがとうございます！A先生！」


『お礼ならティナリに言ってよ、慣れてないんだ』


そんなこと言って〜、なんてちゃかされるけど無視だ、無視


朝にも死域が出たらしく、怪我は魔物や、死域の呪いによるものが多かった


そんなこんなしている間に日が暮れてきた、レンジャー隊が帰ってきて今回の報告をする


みんなが休み始めてから私の仕事だ。ティナリがいなかったのでコレイに伝言を頼んだ


真っ暗な道を振り返ってぽつりとこぼす


『いってきます』


その言葉は夜の空に溶けていった

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