口を開けばラフレシア (ページ9)

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緑谷side

轟｢ウエットスーツ。｣

シーンと静まり返った室内にその一言が響いた。
途端に付近の人達がお腹を抱えて笑い出す。

上鳴｢さ、、さすがの朝霧でもウエットスーツは、、
ねぇだろ、、！｣

笑いすぎて途切れ途切れになりながら
上鳴くんが言う。

そもそもウエットスーツって水着なのか、、、？

瀬呂｢いや案外わかんねぇぞ？｣

笑い転げる彼らを尻目に瀬呂くんが真面目な顔で
続けた。

瀬呂｢推しの水着ショットなんて見逃せないでしょ！｣

とかいいながらスキューバダイビングしてても
俺は驚かねぇ、、、。

瀬呂くんの言葉に笑っていた面々も一気に
深刻そうな顔になる。

上鳴｢確かに、、、朝霧ならありえるか、、？｣

切島｢むしろそんな案があったか！って
食いついてきそうだな、、、｣

若干どんよりした空気を振り払うかのように
峰田くんが叫んだ。

峰田｢こんなとこで話し合ってても時間の無駄だ！
答え合わせと行こうじゃねぇか野郎ども！｣

虚空を指さしたかと思うと
意気揚々と歩き出す峰田くん。

結局何がしたかったんだ、、、？