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10話 ページ12

玻璃side


玻璃「思ったより時間かかったな、、、」


買い出しが終わって、家へと帰る途中の道。
私は両腕に大量の荷物を持ってオンボロ寮へと
向かっていた。


デュース「、、ん?玻璃?」


そこで出会ったのは見慣れたトランプ兵とハートの女王


リドル「君はバイト中だと聞いたが
一体何をしていたんだい?」


どうやら、愛海から聞いたらしい。


しかし、両腕に大量の荷物を持ったこの状態で
バイトだと偽るのは無理がある。


正直に言うか。


玻璃「自分は、サプライズで愛海に
ご馳走を振る舞うための食材を買いに
行ってただけですよ。」


そう言うと、さらに細められる瞳。
なにか気に入らない事でもあっただろうか。


エース「ふーん。でも、愛海はこれからフロイド先輩の
とこで飯食うって言ってたぜ。」


玻璃「あ〜、なるほど。」


それで、機嫌が悪かったのか。
しかし、それに関しては知らなかったのだ。
仕方がない。


玻璃「そうなんだ。知らなかったよ。」


しかし、そうなるとこの大量の食材をどう処理するかが
問題である。


きっと、愛海がオクタヴィネルに行ったならグリムも
セットだろうし、自分一人では食べ切れそうにない。


悩んでいると、デュースがおずおずと私の袖を引いた。


デュース「玻璃が嫌じゃなければだが、、、。
僕も玻璃の作った料理を食べてみたい。」


正直トレイ先輩ほど料理上手ではないが
多少腕には自信がある。


玻璃「別にいいよ。どうせ自分ひとりじゃ
食べきれないし。」


そう答えれば、キラキラとした瞳でこちらを
見つめるヤツが若干1名。


玻璃「エースも来たいなら来れば?」


そう言うと嬉しそうに
監督生最高〜!っと叫ぶ彼。


全く、調子のいいやつ。


玻璃「良かったらですけど、リドル先輩も来ます?」


一応その場にいたので聞いたが
僕は遠慮しておくよ、と突っぱねられてしまった。


今日の食卓はいつもよりも賑やかになりそうだ。

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設定タグ:ツイステ , エース , オクタヴィネル   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2022年4月30日 13時

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