クルル曹長の妹は甘いもの好き9【ケロロ軍曹】 (ページ29)

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この部屋の主である隊長はと言うと、

ケロロ「はて.....どちらさんで？」

全く気づいていない様子だった。

夏美「アンタ....この部屋に住んでる癖に....」

冬樹「今まで....全然気づいていなかったの....」

二人は隊長の気づいていない様子に呆れていた。夏美は相変わらず離してくれない

「寂しかった.....誰も私に気付いてくれなくて....寂しかった....昔は良かった.....噂になったり、怖がってくれたり.....なのに....宇宙人さん達が来てからは忘れ去られていくばかり......」

かまってちゃんなのか？

ケロロ「我輩達のせい.....でありますか？」

ドロロ「うんうん.....その気持ち分かるでごじゃる.....」ｼｸｼｸ

ドロロ先輩は同じ気持ちだと感じたのか目を潤ませながら泣いて頷いていた

「もう許せない......う〜ら〜め〜し〜や〜」

ﾋﾟｶｰ
幽霊レディは怒りながらそう言うと、突然光出した。

ﾌﾜｧ
『にょ！？ちょっ！？』

突然、夏美と隊長の体が浮き、夏美に抱き抱えられた私も浮き始めた

クルル「！？A！」

ｸﾞｲｰ
兄貴は私の手を掴もうとした瞬間、

ﾊﾟｯ
ｶﾀｯｶﾀｯ
消えてしまった。

小雪「夏美さんっ！」

ギロロ「夏美！A！」

モア「おじ様！」

タママ「軍曹さんとナッチーとA先輩が消えちゃったですぅ」

残ったのは、夏美のスリッパと、

クルル「....いや、Aは消えちゃいねぇぜ」

ギロロ「どういうこ.....！？」

裏『ﾋｸﾞｯｴｸﾞｯまた分かられちゃった....どうしよぉ〜』ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

何故か裏のAが残っていた

裏side

クルル「何らかの変異で分裂して、Aの表だけが消えちまったみてぇだな」

ギロロ「おいクルル！何とかならんのか？」

クルル「クックック〜。俺たちゃ宇宙人なんだぜ？地球(ペコポン)人の恨み辛み相手じゃ手の打ちようがないねェ」

裏『.....！でも、夏美ちゃんと隊長、表の私も無事なのは確かだよ』

ギロロ「！分かるのか！？」

裏『うっうん。裏と表は表裏一体。表が何かを伝えてる.....地球(ペコポン)語で言うと.....テレパシー？』

冬樹「良かった。無事なんだね」

クルル「ﾎｯそうか.....合流したらすぐに元に戻してやるからな」

裏『ﾊﾟｧうん！お兄ちゃん』

クルル「(お兄ちゃん.....)」

早く元に戻ろう。表もそう思ってる

冬樹「どうしてこんなことになるまで気づかなかったんだろ....」