クルル曹長の妹は甘いもの好き19【ケロロ軍曹】 (ページ45)

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ケロロ「30番青空ケロ子！語りで真っ向勝負させて頂きまーす！」

ﾊﾟｯ
夏美「なっ何この演出！」

真っ向勝負？なんか演出してるのか？

ケロロ「....その少年は.....それはそれは心の清らかな働き者でした....ペラペラペラペラ.....」

え？これってまさか長くなる？

《ケロロ軍曹は心あらわれる感動の物語をたっぷりと語った！語った！語った！胸を打つ言葉、魂を揺さぶる叫び！そしていつしかオーディション会場は感動の渦に飲み込まれていたのだった！》

眠くなりそう.....

ケロロ「そして.....立ち去っていく老人の背に.....少年は手を振って叫びました.....
「おじさんこそが！僕のいきなり団子だったんだね！」」

あやっと終わった
終わった途端、審査員達が感動して泣いている声が聞こえた

五月「良かったァ......」

弥生「うんうん」

夏美「ｳｩなんでボケガエルの話なんかに感動しなきゃなんないのよォ〜」

なんで泣いてんの.....分かんねぇな

ケロロ「どすか？我輩の語りマジック！感動率100%っすよ！我輩の勝利は決まったも同然であります！」

クル.カル「「」」ﾆﾔﾘ

それはどうかな？

司会「〈えー....次の方どうぞ〉」

クルル子「行くわよ」ﾋｿｯ

カルル子「うん！」

ｶﾞﾁｬ
ケロロ「ゲロ！？」

クル.カル「「遅くなってごめんなさ〜い！」」

夏美「えぇ！？」

ケロロ「クルル！？それにA！？」

私達は真っ直ぐに審査員の方へと向かった。

クルル子「31番クルル子でーす♪」
カルル子「32番カルル子でーす♪」

ﾝﾌｯ
クル.カル「「一緒にダジャレ暗算やりまーす！」」

ｷｼｭｯ
私とお姉ちゃんは恋人繋ぎのような感じで手を繋いだ

クルル子「ニューヨークで入浴？」

カルル子「トイレに行っトイレー！」

クルル子「シンデレラが死んでれら」

カルル子「電話にでんわ？」

ｻﾗｻﾗｻﾗ
私達はダジャレを言いながら暗算をスラスラ解いていった

夏美「暗算やりながらダジャレ.....」

ケロロ「時代遅れのダジャレであります。今時誰がそんなんで笑えるでありますか」

がしかし、

「「あっはっはっはっは！！」」

審査員達は声を上げながら笑っていた

夏美「うっ受けてる....」

ケロロ「まさか.....そこがツボだなんて......って言うか！二人で参加なんていいんでありますか？」

カルル子「カル？」

ケロロ「応募方法をよく聞いていないでありますなァ〜」