クルル曹長の妹は甘いもの好き17【ケロロ軍曹】

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ばっかデカい声にびっくりして隊長はその場でコケて、私は後ろに倒れてしまった。
その声の主は、

ギロロ「なっ夏美！？」

夏美だった。

クルル「やっぱバレたか。クック〜....大丈夫か？」

ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ
『痛い....』

クルル「背中か？」

『背中よりも耳が痛い』

これ絶対スピーカー越しで大声出してる.....

夏美「〈ボケガエル聞こえてんでしょ！？町中で変なことばっか起きてんの！アンタ達の仕業でしょ！？〉」

夏美が大声で言っている中、隊長は

ケロロ「こっ堪えるであります！」

っと指示した。マジかよ.....

クルル「大丈夫か？A」

『こっ鼓膜が破れそう.....』

私と兄貴はお互いのヘッドホンを強く押し付けて、聞こえないようにしていたが、メガネが音で割れ始めていた

冬樹「〈どう？姉ちゃん......〉」

なんだ？冬樹もいるのか？

夏美「〈結構しぶといわね.......冬樹 ボケガエルのお気に入りのガンプラ 持ってきて〉」

冬樹「〈え？どっどうするの？〉」

ケロロ「まっましゃか.....！」

ギロロ「堪えろ！ケロロ！」

『耳痛〜い』

クルル「大丈夫か？俺の声聞こえるか？」

『聞こえる....びっくりした.....夏美コワイ』ﾋﾞｸﾋﾞｸ

クルル「(なんか好感度下がったっぽい.....)」

ガンプラを壊すような音は聞こえなかった。

冬樹「〈.....返事ないね〉」

夏美「〈ちょっといい加減に.....！〉」

冬樹「〈待って！姉ちゃん！〉」

ケロロ「はううう.....」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

隊長は夏美の声に完全にビビっていた。

冬樹「〈軍曹聞こえる？〉」

ケロロ「ゲロ！.....冬樹殿」

冬樹の優しい声に隊長は反応した。

冬樹「〈お願いだよ軍曹。怒らないから出てきてよ。どんな事情があるか分からないけど.......僕達、友達じゃないか！〉」

いつもの隊長ならすんなり冬樹の言うことを聞くけど、今回は違った

ケロロ「(分かって欲しいであります冬樹殿.....我輩は.....我輩は.....冬樹殿達とお別れしたくないのであります.....)」

モア「おじ様.....」

アンゴルちゃんは隊長の思っていることに察したのか、心配そうな顔をした。

クルル『「.....ﾊｧ」』

こういうしんみりした空気は苦手だぜぇ

ギロロ「ケロロ....」

ケロロ「？」

ギロロ「構わん。夏美達にも見せてやれ。最早、隠し立てしても仕方あるまい.....」

ギロロ先輩から言うなんて珍しいな

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