クルル曹長の妹は甘いもの好き17【ケロロ軍曹】

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ケロロ「次は宇宙ダコであります」

隊長が静かにフライパンで食材を炒めている中、

556「離せ宇宙怪獣！ドォー！」

556は宇宙ダコに縛られていた。

ケロロ「宇宙ケルベロスの肝ー」

隊長が包丁で食材を切っている間、

556「あたたたたたたたたた！！！」

556は宇宙ケルベロスの肝を殴っていた。

ケロロ「仕上げは宇宙デコポンの絞り汁であります」

隊長が食材を鍋で煮込んでいる間、

556「ドォー！」

556は宇宙デコポンを粉々にしていた。なんで....

《そして遂に、宇宙最高級の食材を惜しげもなく使った幻の料理が完成した》

なにこれ？黒いカラーボックス？
味王が蓋を開けると、赤、緑、青の何かの液体があった。

《ケロロ軍曹&556作！なっなんだかわからない料理》

なんかお正月に食べた隊長のお雑煮と同じような液体....
ほんとに何だか分からない液体.....

味王「うむ.....では」

味王はレンゲで緑の液体を掬い、

ｽｰ
啜った。
その様子にこの場にいる全員が黙って見た。

味王「...... 何故だ.....あれ程の食材を使っているにも関わらず、パンの耳の味がする！しかも3日前の.....」

え？マジで？

ケロロ「ゲェロォ.....なっなんで.....」

一体何で.....

556「はーっはっはっはっは！」

あ 察し
私は隊長達が作った料理を持っていき、

『ちょいと失礼』

レンゲで液体を掬い、

ｽｰ
クルル「！？」

啜った

ﾑｸﾞﾑｸﾞ
『......うわっ マジだ。宇宙デコポンの酸味や宇宙ケルベロスの珍味の面影すらねぇ。マジでパンの耳の味しかしねぇ......』

ｽｰ
クルル「うわっマジだ。すっげぇ」

兄貴もレンゲで液体を掬い、啜った。っていうか、いつの間に.....ハッキリ言ってこれは、

『思いっきり、食材の無駄遣いだな』

クルル「だな。クークックック」

名人達はと言うと、

《名人作 インスタントラーメン》

え？最後がコレ！？

ｽﾞｽﾞｰ
味王は余りの美味しさに勢いよく啜った

味王「名人に1本！」

ケロロ「ゲロォ！！わっ我輩の負け.....」

556「はーっはっはっはっは！」

ｺﾞｫｫｫｫ
ケロロ「(やっやべぇ！自分からやる気あるって言ったのに負けた！怖くて後ろに振り向けないであります)」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

『隊長....アンタ....』

ケロロ「ﾋｨｨｨｨ」

私は隊長の頬を掴もうとした瞬間、

ｶﾞｧｰ
？「なんか面白そうなことやってるわね〜！」

『カル？』ﾋﾟﾀｯ

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