クルル曹長の妹は甘いもの好き13【ケロロ軍曹】

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【ケロロ の、動く城！ であります】





《さて 前半のお話で育てた城にあっさりと逃げられてしまったケロロ軍曹。その直後から各地で怪しげな事件が起こっていた》

庭の壁が破壊されてる.....

〈いやー おったまげた。朝通りかかったら閉鎖されてた工場がまるっと！消えちゃってるでないのー〉
〈何か動いてるみたいな音だったわよ？〉
〈凄い地響きだったよな〉
〈えー.....このように奇怪な現象が奥東京市から神奈川県にかけての地域で多発しているようです〉

冬樹「姉ちゃん！どんどん騒ぎが大きくなってるよ」

夏美「もう！ボケガエルったら何やってんのよ！」

テレビではすごい騒ぎになっていた。アンチバリアが作動してるから気付いてないんだろうな







司令室

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ←鞠
『まるたけえびすに おしおいけ♪ あねさんろっかく たこにしき♪』

ギロロ「なんだその歌は？」

『昔、父ちゃんの知り合いが歌ってた京都の手鞠歌だって。なんで知ってるのかは覚えてない』

ナムム特務曹長元気かな？

ギロロ「ふーん....その鞠何処にあったんだ？」

『帽子の中』

ｸﾞｸﾞｯ
私は帽子の中に鞠を入れた

モア「シロちゃんの反応をキャッチしました！」

ギロロ『「！」』

モア「現在太平洋側を西に移動中！」

ｶﾀｶﾀｶﾀ
『モニターに映すぜぇ。ポチっと』ﾎﾟﾁｯ

ﾊﾟｯ
モニターに映すと城は明らかに動いていた

クルル「クークックックッ。ナノマシーンの自己防衛機能は生きているようだな」

『アンチバリアのせいで探すのに一苦労だったぜぇ』

日本列島の地図と城の通った経路を重ねると、

ギロロ「西か.....どうやら本当に京都に向かっているらしいな」

『.....一応通信しとくか。「京都ピンチ 熊本城来る 早く逃げろ」って』

ｶﾀｶﾀｶﾀ
ギロロ「誰に送るんだ？」

クルル「......あぁ〜あの変人か」

ギロロ「へっ変人？」

クルル「安心しな。俺達の親の知り合いだ」

『送信っ』ｶﾁｯ

まぁあの変人なら大丈夫だと思うけど.....

ケロロ「わっ我輩は知らないであります！育ててやった恩も忘れて勝手に出て行ったシロちゃんなんて！」

まぁ確かに

「でも....」

ケロロ「お？」

「放っておいていいのでしょうか？あの城に宿った魂からは執念みたいなものを感じました.....タダでは済みそうに無い気がします」

ケロロ「ゲロォ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ギロロ「まさか京都を占領するつもりか？」

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