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「メアリー!早くここから逃げて!黒ひげが来てしまうわ!」

メアリーはしっかり私の目を見て言った

「私はあの人がわたしにたくした守りたいの」

元から心優しい彼女だ

それが彼女の愛した相手なら尚更だろう

「でも…」

それでも私は貴方を守りたい

「私は貴方を守りたい。唯一私のことを真正面から見てくれた人だもの」

「春…」

メアリーの瞳から真珠のように涙が流れる

そして私からも…

「やだよ…メアリー、一人にしないで…」

「春…ごめんなさい。愛してるわ。大好きな春」

私はヘアリーに抱きつく

しばらく沈黙が続く

「春…」

「なぁに?」

鼻声になりながらもしっかり答える

「少しの間時間を稼いでほしいの。貴方が危険になってしまうけれど…」

「いいよ。でもなんで?」

「この子を彼方の世界に連れて行って時が来るまで安全に暮らせるようにしたいの」

メアリーの手には籠に入った赤ちゃんがいる

この子はもしかして…

「私の子よ」

「メアリー…」

「気をつけて」

きっと助からないだろう

でもこれだけは言いたかった

メアリーは少し笑って行ってしまった

「さよならは言わない」

迎えに来て…

いつもみたいに笑って…冗談だよって

ごめんなさい…そう聞こえた気がした









でも今ここに居るっていうことは…メアリー成功したんだ…

「よかった…」

安堵のため息をついてピーターの方へ視線を向けた

と、何故か落ち始めた

地面ギリギリのところでキャッチ!

でもいつまで経っても動かない

「ピーター?」

気を失ってる…

「おい!春!そいつを連れて俺の部屋へ来い!」

…はぁ…

空飛べるの、黒ひげに言ってなかったからなぁ…

面倒くさい事になる…


 







黒ひげのベッドに寝かし、私達は話し合う

「空を飛べるなんて聞いてないぞ」

予想通りの言葉が返ってきた

「必要ないと思ったから…」

「巫山戯るな!!何故俺に隠し事をした?!」

珍しく怒鳴り始めた

「私だって少しは隠し事するよ!」

負けじと言い返す私

「それに!黒ひげだって私に隠しごとしたでしょ?!」

「…」

黒ひげも言い返せないようで黙った

ほら!やっぱり!

黒ひげはメアリーが居なくなってしまってから変わってしまった

いつも私のことを考えてくれたのに…

正直今、私は黒ひげの事が好きなのか分からない

するとタイミングが良いのか悪いのかピーターが起きてきた

4→←2



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美樹(プロフ) - これは二次創作ですので、オリジナルフラグを外して頂けませんか? (2018年2月20日 7時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヘアリー | 作成日時:2018年2月19日 18時

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