虹色の恋模様 [短編集] (ページ9)

今日:15 hit、昨日:29 hit、合計:15,182 hit

・ページ9

その日の授業も全て終わりあとは帰るだけ

いつも通り帰ろか〜と2人で校門をくぐった時

黄｢なぁ照史｣

橙｢ん？どうしたん？｣

黄｢照史ん家ってどの辺なん？｣

いつも俺が淳太くんを送っていくから俺ん家を知らないのは当たり前

橙｢淳太くん家をもうちょい行ったとこやで？｣

黄｢それなら今日は俺が照史送ってくわ｣

ということで淳太くんが7年振りに俺ん家に来ることに

というか淳太くんは当時小4の俺のこと覚えてるんかな

あの頃は毎日一緒に遊んで駄菓子屋行って俺ん家で買ったお菓子食べてたな〜

淳太くんの家を少しすぎてあの駄菓子屋の前を通る時

黄｢…あれ？なんかここ懐かしい気がする…｣

橙｢淳太くん？｣

黄｢…なぁ照史って…｣

黄｢…あの照史？｣

黄side

橙｢どの照史なんそれ笑｣

大爆笑してる照史

確かに言ったあと自分でも思ったけど

確かここの駄菓子屋は…

ー7年前ー

黄｢今日はこれにしよ!!
照史!!どれにしたん？｣

橙｢俺な将来お金持ちなんねんやからこれ!!｣

黄｢これ見た目お金やけどチョコやからお金持ち関係ないやろ笑｣

橙｢ええの!!いつかな､お金持ちなって淳太くんと大きい家で暮らすねん!!｣

黄｢それええな!!なら僕もこれにしよっかな｣

橙｢淳太くん!!淳太くん!!見て!!ガム当たった!!｣

黄｢ほんまや!!すごいやん!!次行く時持ってったらもう1個貰えるな!!｣

橙｢今日もあのチョコ買ってく？笑｣

君やったんやね
こっちおった時ずっと仲良かった

忘れられない人

そして

初恋の人