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この日から俺の生活は大きく変わった
まず、俺に対するいじめが無くなった
噂では俺の後ろには照史がおるからって恐れられてるらしい
知らんけど
それと、これまでずっとぼっちでいた俺に、この学校に入って初めて一緒にご飯を食べてくれる人が出来たこと
隣校舎のクラスの照史
あの日からお昼だけでなく、登下校まで一緒に過ごしてくれてる
こんなに誰か1人の人と学校で過ごすのは小4の時以来 実に7年ぶり
家庭の事情で日本を離れ、行った先でも友達は出来たが1人の人とずっとということはほぼなかった
こんなにずっと居るとしんどいかと思うかもしれへんけど、何故か照史とは一緒に居るのも楽で安心する
なんでやろか?
橙side
高校の入学式の時に見つけた懐かしい人
相変わらず綺麗な顔してスタイルもええなぁ
そんなことを思いながらつい目で追ってしまう
なんてったって俺の初恋の人で忘れられへん人やから
俺のこと覚えてるんかな?
入学式から1年と4ヶ月くらい経ったある日
今日までに出さなあかん提出物を出しに、数回しか入ったことの無い隣の校舎に来た時
橙「淳太くん?」
廊下の先にいた淳太くんは、雲ひとつない快晴だと言うのに頭のてっぺんからびしょ濡れ
確かに今日は暑いけどこんなんなる程汗かいたんか?いや、それは代謝良すぎやろ
それともプール飛び込んできた?
なんてぼーっと考えてると淳太くんはおらんくなってた
その日から気になって理由を付けては隣の校舎に行くようになった
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作者名:じゅんた餅 | 作成日時:2023年11月7日 1時