虹色の恋模様 [短編集] (ページ3)

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緑｢…はい？｣

赤｢…声綺麗ですね｣

緑｢…へ？｣

赤｢今日何時上がりですか？｣

緑｢え､えっと…｣

店長｢知り合い？ほなレジ代わるわ気つけて帰り｣

いや､店長さんよそんな笑顔でこっちを見んとって
この会話知り合いと言うより怪しいやつやん危ないやん助けてや…

裏に戻ってゆっくり帰る準備をし

緑｢…さすがにもうおらんやんな…｣

でも相手はしげ

もしかしたら表におるかもしれん思ってわざと人通りも少なく暗い裏道に出れる
ゴミ出す時とかほんまたまにしか使わん扉から出た

赤｢やっぱ神ちゃんや｣

見事に先読みされてた…

赤｢見た目全然ちゃうけどめっちゃ神ちゃんの声するから気になってん
待っててよかった｣

緑｢…なんでおるん？｣

赤｢なんでってここらへんばあちゃん家のすぐ近くやから｣

赤｢でもなんでここのコンビ二におるん？｣

もうさすがに隠されへん

すぐ近くの小さな公園のベンチに座って

"しげだけになら"そう思って
なんでバイトしてるんか､なんでここなんか
全部話した

赤｢神ちゃんとこ人数多いし大変よな…｣

緑｢…でもその分楽しくて俺は好きなんやけどね…｣

緑｢…このことさ､他の人達n｣

赤｢言わんよ言うわけないやん｣

赤｢もしこれ言って上の人になんか言われて神ちゃんおらんなったら俺ら終わりや｣

緑｢…｣

赤｢やから言わん｣

緑｢ありがと｣

赤｢お､おう｣