虹色の恋模様 [短編集] (ページ13)

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なんか久しぶりに望のほっぺた触ったな
昔チャームポイントや言うてたなあ

するとさらに泣き出した

青｢もぉのぞむ目赤なるから…ってもうなってるやん
今何時や？｣

桃｢…やぁ行っちゃあかんｸﾞｲｯ｣

青｢おぉ…俺はどこも行かんで？
スマホで時間見よ思っただけやから｣

桃｢それもあかんのぉｸﾞｽ｣

頭上に置いてあるスマホを手にしようとするだけでも阻止してくる望
今回はかなり寂しい思いをさせてしまったようで､望の繊細な部分が今日は多く顔を出しそう

青｢…寂しい思いさせてもうたな｣

桃｢…ｸﾞｽｯ｣

青｢ごめんな俺がちゃんと時間作らんかったから｣

桃｢…んーん｣

桃｢…ごめん｣

青｢ん？｣

桃｢…わがままで｣

青｢俺はさみしいんがわがままやと思わんで？｣

桃｢…でも､さっきスマホ見ようとしただけでやぁ言うた｣

青｢別にそれくらいなんとも思わんて笑｣

桃｢ほんま？子供や思わん？｣

青｢好きな人から言われるんはどうってことないて｣

桃｢…んんんん〜りゅうせええ〜｣

そう言って俺の胸に顔を埋める望

最近忙しくて寂しかったこと
そしてさっきは安心して泣いてしまったと理由も教えてくれた

俺も望も忙しくて家でもすれ違いばかりでお互い寂しく思っていた
でもどこか少しでも2人の時間を作るべきやったなと反省

青｢仕事ん時わざと近づかんようにしとるやろ？
さみしかってんで？｣

桃｢やって､今張られたりして危ないから念の為と思って…
流星も寂しかったん？｣

青｢そりゃめっちゃ寂しかったで？｣

桃｢…今日さいっぱいくっついてていい？｣

目と鼻先､そしてほっぺたもピンクに染めて言うてくる姿があまりにも可愛くて

青｢…望はほんまにかわいいな｣

心の声が漏れてしまったみたいです

桃｢んふふりゅーうせぇーｷﾞｭｯ｣

でも本人は全然気にせんと上機嫌の様子

そして今日はひたすら家でゆっくりくっついて過ごすことに

そんなオフもええよな