虹色の恋模様 [短編集] (ページ12)

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青side

今日は望とオフが被った日

最近はありがたいことに忙しくさせて貰ってることもありかなり久しぶり

それに海外ロケとか泊まりでおらん時もあるから､数日間顔も見れん時も少なくは無い

そんな日は大体エンジンかかるのに時間が必要で､望の存在がどれ程大きいものか改めて実感させられる

実は今日のオフをめっちゃ楽しみにしてて

"久しぶりにドライブとか出掛けるんもええな"

とか

"でも望に寂しい思いさせとるやろうし､家でゆっくりするのもええな"

って色々予定考えてたんやけど､2人揃って朝に弱い

かなり弱い

まず､何時に起きれるかも分からへん

結局いつもその時の流れで過ごしてもうてる

望とおれたらなんでもええんやけどな

桃｢ｸﾞｽｯｸﾞｽｯﾊｧ｣

望泣いとる？

鼻をすする音で目が覚めた

青｢のぞむ？｣

やばい!!起こしてもうた!!って顔して見上げてくる望

寝起きでも､芸術的な寝癖付けてても､望はかわいい

寝ぼけて上手く稼働してへん頭は最愛の人が泣いてる事の心配よりも､相変わらずかわいい望に意識が集中してるようだ

青｢のぞむ？泣いとるん？どうしたんよ｣

桃｢ｸﾞｽりゅーせえ…ｸﾞｽ｣

こういう時はゆっくり焦らさず理由を引き出したい

青｢おはよおなんで泣いとるんよ｣

桃｢おあよぉｸﾞｽ｣

青｢朝から可愛い顔台無しなってまうで？｣

といいつつも､もう既に涙と鼻水でグシャグシャになってる望が可愛くて気づけば親指で涙を拭っていた