今日:15 hit、昨日:16 hit、合計:15,153 hit
小｜中｜大
ばにらorちょこ(赤×緑) ページ1
緑side
空がオレンジから紫に変わる頃､
俺はたくさんの人が行き交う中､見慣れた電車を待つ
今日は午前からぶっ通しでダンスのレッスン
1週間とちょっとで先輩のライブが始まるからそのフリ入れと
自分達のコーナーで歌わせてもらう曲決め
ダンス自体は大好きやからしんどいとかは思わんし､なんなら楽しい
けど身体は正直で､半日近く踊り続けたら
もちろん多少なりとも疲れは出てくる
緑｢今日は座れるかな…｣
そんな思いも叶う事はなく､帰宅ラッシュを少しすぎたこの時間
席は空いてもすぐ埋まる
車窓を眺め､揺られること数十分
今日も最寄りの少し手前の駅で降りる
なぜなら…
♪〜
緑｢いらっしゃいませ〜｣
客｢…7番1つ｣
緑｢こちらでお間違えないですか？｣
俺が家の最寄りでもない駅で降りる理由
それは､このコンビニでバイトをしてるから
なんで家の近くでせんの？って？
そりゃ､もし俺のこと知ってる人にバレてしまった時に
家もバレて家族に迷惑かけるんも嫌やし､
この辺りには同級生の知り合いもおらん
極めつけには目にかかった少し長めで重ための前髪､
さらにはマスクもして顔の下半身を隠してる今
誰もが"ザ､陰キャ"と思う様なこのビジュアルと
"アイドルの卵"を結び付けるのはなかなか難しいと思う
だから絶対バレることは無い 多分…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゅんた餅 | 作成日時：2023年11月7日 1時
