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藤「もう細かい事はえぇねん。な、今は何も考えんと支えさせて？」
「それじゃ結局、俺ズルない？」
店の前に戻って路肩に車が止まる。
藤「ズルくてえぇって言うてんの。誰かにいて欲しいなら俺にして。弱音吐きたいなら、泣きたいなら俺にして。」
「それ‥なんか都合よく使うみたいやん」
藤「えーやん。都合よく使ってや。いくらでも抱きしめたるし」
「そんなん‥」
藤「隣におれんかったあの頃の分まで今お前のこと支えたる」
「どんなけイケメンやねん」
藤「惚れた？」
「‥惚れそう」
藤「え、」
カチ カチ カチ とハザードランプの音が車内に響く。
「やっぱ今の無し」
ドアに手をかけて逃げようしたら手を掴まれた。
藤「じゃ早よ惚れてや」
引き寄せられて大きな身体に包まれる。
「なぁ抱きしめてるやん」
藤「可愛い事言うた康二が悪い」
橙「徐々にでえぇ？もう傷つきたないし、もう‥」
藤「お前のペースでえぇし‥他のヤツが気になってんならそこもちゃんと考え。」
身体が離れて髪の毛をぐしゃぐしゃにされて。
「何すんねん」
笑いあいながら焼肉屋さんに戻ってきて御礼を言ってスマホを受け取る。
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jm.ryo(プロフ) - andlgo39さん» コメントありがとうございます！どうしても話にしたくなって勢いで進めてしまったのですが素敵なコメントを頂きこちらこそ幸せです！ (2021年3月16日 23時) (
レス) id: fe365767f9 (このIDを非表示/違反報告)
andlgo39(プロフ) - この2人の話が読みたかった！し、とてもすてきな話で読めて幸せです。とりまく人々の立ち位置も好きです。まだまだ読みたいです。 (2021年3月16日 21時) (レス) id: 9e97a1a06a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo
| 作成日時：2021年1月13日 20時
