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「おまたせしました〜」

何度か会った事あるお友達らやったから車まで運んでもらって。

藤「おつかれ〜」

すでに目が開いてない流星を隣に乗せて走り出す。

「珍しいやん酔うん」

藤「初めてのヤツ飲んでん‥」

「あ〜なるほどな、なぁもう俺ん家でえぇ?」

藤「や、家送って」

「大丈夫なん?」

藤「大丈夫やないけど‥理性、抑えられる気せぇへん」

「‥じゃぁ俺に連絡したらあかんやん」

藤「‥‥」

「家の鍵どこあんの?」

藤「‥分からへん」

「も〜どないすんねん」

藤「‥会いたくて」

「‥へ?」

藤「どーしても、康二に会いたなったから‥」

アカン

赤信号やけど、ハンドル握ってたままで近づいてくる顔を止められん。

ギュッと目を閉じる。

「‥‥」

けど、手前で限界を迎えた流星がそのまま倒れ込んできた。

「はぁ〜」

とりあえず助手席に押し戻してハンドルを握り直した。
家に着いてからはなんとかベッドまで引きずる。
もうこの時期なら毛布1枚でえぇか

「‥おやすみ」

いつもやられるように頭に手を当てて撫でると金髪の中に少し手が埋まる。

「‥でけへんかったなぁ」

抵抗できると思ってたのに。せなあかんかったのに。
受け入れてしまいそうやった。

「明日の予定聞かな‥」

リビングに戻ってスマホを開く。

「照史くん?ゴメンなぁ遅くに」

訳を説明するとすぐにマネージャーさんに連絡を取ってくれて。

桐「オフやから寝かせといたって」

「分かった。ありがとうね」

桐「こっちこそゴメンなぁ‥流星のアホが」

「えぇけど俺明日、移動日やから放置なるんよ」

桐「分かった。タイミング見て連絡入れるようにするな」

「暫く大阪やから、部屋の鍵もなくさんようにして欲しいねん」

桐「あはは、せやな。お前ん家の鍵、流星が無くすとかややこしすぎるな。分かったで預かっとくわ」

「頼むわ〜」

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jm.ryo(プロフ) - andlgo39さん» コメントありがとうございます!どうしても話にしたくなって勢いで進めてしまったのですが素敵なコメントを頂きこちらこそ幸せです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: fe365767f9 (このIDを非表示/違反報告)
andlgo39(プロフ) - この2人の話が読みたかった!し、とてもすてきな話で読めて幸せです。とりまく人々の立ち位置も好きです。まだまだ読みたいです。 (2021年3月16日 21時) (レス) id: 9e97a1a06a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ryo | 作成日時:2021年1月13日 20時

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