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23円 ページ1

貴方side




「それで貴方は、木兎さんのいとこのAさん。ですか」




『はい、赤葦さんはチームメイトで?』


落ち込む木兎さんの腕を引きながら、赤葦さんも途中まで同じ方向なので歩いていた



落ち着いた佇まいからは明らかに私達よりは大人びて感じられた


微笑みは優しく、常には笑わず。

時折見せる表情でモテていそうだな



「..あの、顔に何かついてますか?余り見られると嫌です」




『..すいま、せん。』



無意識のうちに彼の顔をまじまじと見つめてしまっていたようで、フイッと視線を沈む夕日に向けた




「それでは、僕はこっちなので失礼します。


帰路にはお気をつけて」




軽く頭を下げてさる赤葦さん

「...早く帰ろーぜ。」


未だに落ち込みモードの木兎さん、もう手をひいていく訳には行かない(めんどう)



『木兎さん、早く家に案内して下さい。疲れました

頼りがいのある"コウタロウ"』



「...!!おう!!俺に任せろよ!A!!」




これだけで元気になったのを見て、何だか面白くて


クスリと笑った。






.....


「..木兎さん


前いとこいないって言ってなかったか?」





最初から気づかれる。


なんて予感が当たらないといいが。



.

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設定タグ:黒尾鉄朗 , 使用人 , ハイキュー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:霧舟 | 作成日時:2016年8月26日 21時

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