ジミンくんを断れない。

8.信じない[JM] ページ8

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JM side



いま目の前にある状況を何があっても俺は、信じない。
いや、信じたくない。




JN「ジミンも俺に早く紹介したら良かったんだよー！」




Aとどうやって出会ったか聞けば
俺がみんなに見せたAの写真がきっかけで
たまたまカフェで似てる人に会って
それから仲良くなったって。




『とても優しい人だよ』




ーAは、俺が好き。




そう思っていた俺がおかしいのかな。
Aをいつか迎えに行く。
そう決意して、故郷を離れて一切Aに連絡もせず、会いたい衝動を抑えてきた。




「Aのどこが好きなんです？」




なのに
どうして目の前にジニヒョンがいるんだ。
気安くAって呼んだりして。




JN「ジミンは、いま彼女いたっけ？」




「……別れました。」




『えぇ！？！？』




彼女、という存在でもなかったけど。
ただ適当に付き合ってただけの同業者。
そして
Aのびっくりした顔を見て変に安心する。




ーやっぱり俺が好きなんだ。




あんなに驚いて、おどおどし出すんだもん。
すぐにわかってしまう。




「だから、Aの家でごはん食べたりしようと思ってたんだけどな〜。まあ幼馴染で実家が隣同士だから別にいいですよね、ヒョン。」




Aとジニヒョンが別れますように。



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