60.運命のひと ページ10
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「遅くね?」
『え!?なんで、いるの?』
仕事から帰ると、玄関前にいたのはジミンくん。
「言うことあって、来た。」
『…、うん。とりあえず上がって?』
「今日さ、ジニヒョンに宣戦布告した。」
『宣戦布告…???』
ジミンくんは、今までの私が昔から知ってるジミンくんに戻ってて
実家でお互いの部屋に行き来していたことを思い出す。
「もう一度、Aに俺のこと好きになってもらうって言った。」
『…ジミン、くん…』
「俺は、知ってる。ずっと、ずっとAが俺のことを好きで、いつも俺を1番に考えて、今も彼氏がいるのに…、俺を拒もうとしない。」
『っ、…見ない、で…』
「…いや。そんなこと言ったって、俺を拒まず受け入れて来たのは誰だよ。」
『…、ジミンくんっ、やめて…』
「なんで?ジニヒョンがいるから?」
『う、うん…』
顎を掴まれて、またキスされそう…。
「俺、いやだよ…Aが誰かと一緒にいるなんて。」
『あのね、私ジンさんが好き、だから…あのっ』
「俺は、Aが好き。」
2人同時の恋愛は、許されない。
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作者名:R | 作成日時:2020年4月7日 11時