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51.本性[JN] ページ1

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JN side


すぐ隣にAちゃんがいるのに。
情けない俺は、ずっと挙動不審で1人で勝手にソワソワしてる。




『ジンさん。私、怒ってないですよ。だから悲しい顔をしないで下さい。』




長い沈黙を破ったのは、Aちゃん。
いつもと同じ笑顔でそう言ってくれて、心の底から安心しきった俺は




「〜〜〜!Aちゃーん!!」




ガバッと抱きついて、「ごめんね」と「好き」をこれでもかというほど言う。




『ジンさん…苦しい、ですっ』





「ああ、ごめん…!」




手を繋いで、Aちゃんを見つめて




「Aちゃん、まだ俺のこと何も知らないと思うんだ。きっとAちゃんが知ってる俺は、いい部分だけだと思う。」




「俺ね、すごく嫉妬深いみたい。…ジミンと一緒にいるだけで、ジミンと連絡をとってるだけでAちゃんを取られたみたいで…苦しい。」




「昨日も俺が悪いってわかってるけど、ジミンがAちゃんを救って一緒にいるって知って頭がおかしくなりそうで……でも、ジミンを責めたくはない。俺が悪いからね。」




思いのすべてを言ってしまえば、嫌われるかな?なんて考えたけれど、それは違って




『…、私も女優さんとお酒飲んでたと知ってショックでしたよ?そして、仲良く写る写真にモヤモヤしました…』





少しだけ期待していいかな。




52.決意と幼馴染→



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作者名:R | 作成日時:2020年4月7日 11時

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