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クスリと笑う甘い男。
"違う?"と聞いてくるカルマは、もう分かりきってる癖にあたしのことを挑発するような顔を向けてくるんだ。
…柄にもなく泣きじゃくって、ガキみたいにごねたあたし。
あんなの見たら誰だってあたしがカルマのことを好きだって、簡単に分かってしまうのに。
…本当はずっと前から決めていたの。
多くの人が大切な人に想いを告げるこの聖なる日に、あたしも…好きな人に──カルマに"好き"と伝えようって。
ジングルベルの鐘が鳴る。
サンタクロースはもう直ぐそこまで来ているのかも。
カルマ。
カルマ。
カルマ。
心の中で何回も愛しい貴方の名前を呼ぶ。
見つめ合う瞳は周りの人達を完全にシャットアウトして、完全に二人だけの世界に入り込んでいた。
プライドなんて捨てて、
捻くれた感情は取っ払って、
ありったけの気持ちを素直に伝えたい。
────ねぇ、サンタさん。
小さな勇気をあたしに下さい。
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ゆな* - ミサさん» 大好きだなんて、。ありがとうございます。続編もよろしくお願いします。 (2017年9月24日 22時) (レス) id: 4da54667cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆな* - ゆうゆうさん» ありがとうございます。これからも続編よろしくお願いします。 (2017年9月24日 22時) (レス) id: 4da54667cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆな* - 柊梨さん» ありがとうございます。続編考えますね。 (2017年9月24日 22時) (レス) id: 4da54667cd (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - この作品大好きです。続編を見たいです! (2017年9月23日 17時) (レス) id: b5557998ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - 続編見たいと思ってます! (2017年9月23日 10時) (レス) id: 4e7930216c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな* | 作成日時:2017年9月9日 22時