オーバーケアーズ！[JM]

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JN『いってらしゃ〜い』

「じゃあね〜」

JK・TH『いってきま〜す』

やっと行った...と心で呟いて2人に手を振る

あれからテテはずっと写真を見せろとうるさかった


先に降りた2人を車から見送ってジンおっぱの運転する車で私の高校まで向かう



JN『体育祭の日お弁当重いからおっぱが後から持っていくね』

「あ〜...ありがとう」

やっぱり来る気でしかないみたいだ

「おっぱ達みんなで来るんだよね？」

JN『当たり前でしょ。Aの高校最後の体育祭なんだし』

当たり前なんだ...と心で呟く

「オンマとアッパは来れないよね？」

JN『うん。だから絶対ビデオ撮って来いって頼まれたから場所取りしなきゃだよ』


もう諦めるしかないみたいだ


JN『さっきの合同練習って体育祭？』

「ん？あ、そうそう全クラスで放課後練習するの」

JN『じゃあ帰り空いてるやつに迎えに来させるね』

「大丈夫だってば〜」

JN『だめ。学校出る30分前に連絡して』

「.....は〜い」

迎えの来る合同練習が続くしばらくの間は

ジミンちゃんとの平日デートはお預けになりそうだ


「いってきま〜す」

JN『連絡してね』

「するってば〜」

JN『いってらっしゃい』


学校の少し手前で降ろしてもらい無事遅刻せずに門をくぐる

この門をくぐれば誰にも邪魔されない私の自由な世界が広がる






待ちに待った放課後

学年リレーの練習の為だけに3年生全員が校庭に集められ

本番と同じハチマキを自由な個所に着けて自分の番を待つ


2年生まではこの無駄な時間がしぬほど嫌だったけど

今はしぬほど楽しみなことがある


自分の番をとっとと走り終えてユナのところへ向かう

「やばいドキドキしてきた」

『なんでAがドキドキすんの笑』

「だってさ〜ジミンちゃんめちゃくちゃ運動神経いいししかもアンカーだよ？」

『自分のクラス応援する気ゼロだね』


7クラスのリレーはどんどん差が付き上位に残っているのは3クラス

ジミンちゃんのクラスと私のクラスともう1つのクラスだ


「ちょっとまって本当に心臓持ちそうにない」

『黙ってみてなよ、ほらもうアンカー来るよ』


直前までにこにこと手首に巻いた青いハチマキをいじって笑っていたジミンちゃんは

自分の番になるとすっと表情を変えてバトンを受け取った


接戦の中ジミンちゃんは最後のカーブで先頭に出るとそのままゴールを切った

「あぁ...ちょっと...見てた？ユナ？見てた？」

『見てた見てた笑 あ、ほらこっち来るよ』

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