オーバーケアーズ！[JM]

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『A最近調子のって帰り遅かったもんね』


そう言ってお弁当を広げるユナは高校でできた親友

唯一兄弟のことを相談できる存在だ


「...最近おっぱ達忙しそうであんまり家にいなかったから油断した」


毎日ジンおっぱが作ってくれるお弁当

今日の卵焼きも薄味で物足りない


『3番目のお兄さんって...あの優しそうな顔の人？』

「も〜いい加減覚えてよ〜」

『ごめん全然覚えられない』


ユナには何回もあの6人を写真を見せながら説明しているのに

中々覚えてくれない



「はい！みて！この肩幅が広いのが1番上で現在大学3年生3つ上のジンおっぱ」

『あ〜Aの家行くといつもお菓子くれる人ね』


「で、この白いのが二男のユンギおっぱね。2個上の一応大学2年生」

『あ〜このお兄さん生で見たことないわ』

「引きこもりなの」


「はい！次！こっちの1番でかいのがナムジュンおっぱで隣にいるのがホソクおっぱ一個上ね」

『ここ双子だっけ？』

「そうここが双子」


「で、このフレームアウトしてるのが双子の弟のテテ」

『うん、わかる』


「このかわいい顔してるのが2個下の末っ子ジョングクちゃん」

『A自分のかわいいと思うものにちゃん付けするのね』

「ジミンちゃん？」

『そう。でもさ〜いいじゃんみんなかっこいいし』


そういう問題ではないのだ


「わかってないな〜ユナさん！！」

『ん？』


「高3にもなって暗くなる前に帰ってこいって何！？」

『まあ実質門限あるのと変わらないよね』

「自分たちは夜中に帰ってきたり彼女家に連れて来たりするくせにさ！！」

『ジミン君のこと紹介すればいいじゃん』



それは私も何回も考えた。でも...



「いや...言ったらもっとめんどくさくなる」

『たとえば？』

「多分門限決められるし、服装とかも言われそうだし、家に連れて来いって言われそうだし、今日は何するどこ行く今どこって連絡きそうだし...」

『言わない方がいいね』

「でしょ？」


[ピーーーピーーー]


と、噂をすれば兄弟の誰かからの連絡



『その警報みたいな音どうにかなんないの？笑』

「わざと警報みたいな音にしてるの」



ピーーーという音が3回続けば電話で

2回続けばメッセージ

あの6人のみわざわざこの設定にしている



メッセージはジンおっぱからだった

[今年は体育祭いつなの？]






一難去ってまた一難

この言葉がこんなにぴったりな状況がほかにあるだろうか

4→←2

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