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｢…なに。｣
｢うっわ、くそ不機嫌じゃん。｣
｢…大貴、用がないんだったら出てってよ。｣
｢いやあるわ。｣
ずかずかと人の部屋に入ってきて遠慮なくベッドの上に座る。
｢用ってかまた慧と侑李のことで喧嘩した。｣
｢またぁ？｣
｢だって俺の方がゆうりのこと好きなのにさぁ？！｣
ほんっと、僕の兄たちはしょうもない。
さっさと追い出して涼介と電話の続きでもしようと思った矢先、慧兄ちゃんも入ってきた。
慧｢まーた、大ちゃんは嘘つく〜。侑李の部屋に入りたいだけでしょ？｣
侑｢慧兄ちゃん僕まだ入っていいって言ってない。｣
慧｢入ってい？｣
侑｢…いいけど。｣
二人を見てると双子なのにここまで顔も身長も性格も違うんだなって思うことがある。
慧兄ちゃんは僕のことを好きとはあまり言わないけど行為として示してくる人。
大貴はすぐに好きって言っちゃう人。
両極端なのに二人とも女の子にたくさんモテてるんだよね。
慧｢大ちゃんさっきから侑李が電話してたから気になって気になってしょうがなかったんだよ。｣
侑｢…盗聴してたの！？｣
大｢そ、そんなんじゃないって！侑李の声が聞こえてくるな〜ってくらいで内容は聞いてないし。｣
ここの家の人たちは弟が電話をしてるだけでこんなに気になるの？
はぁ、と溜息をついてLINEを開く。
『涼介、兄ちゃん達がめんどくさくて今日電話できないかも。ごめん、あした、会おうね。』
と打っていると大貴と慧兄ちゃんが僕をじっと見ていた。
慧｢やっぱり恋人？｣
侑｢違う、友達。｣
大｢いやでも宏太とサッカー見てた時の顔は完全に恋してた。｣
侑｢それは大貴の思い込みでしょ。｣
慧｢こんなに侑李を見守ってあげてる慧兄ちゃんに秘密とか持っちゃうんだ〜｣
慧兄ちゃんは目を細くして微笑んだ。
こういう時の慧兄ちゃんはあきらかに変なことをするときだ。
…そもそも慧兄ちゃんだけちゃんと“兄ちゃん”と呼ぶのには理由があって、僕が小学3年生の時までは慧って呼んでたけどある日突然｢ちゃんと兄ちゃんって付けてたら萌えるからこれからは慧兄ちゃん呼びしてね｣と言われた。
最初は拒んだけど、今みたいに｢俺の言うことは絶対でしょ｣みたいな感じでしつこかったから呼んでたら高校生になってもこの呼び方が定着してしまった。
無理やり相手に呼び方を指定するあたり、涼介とちょっと似てるなって思って、また胸が弾む気がする。
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恋桃(プロフ) - konさん» いつもコメントくださってありがとうございます〜(泣)占ツクは色々面倒なので（笑）辞めちゃうんですけどサイトはたくさん更新してるのでぜひ！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 57441c0be9 (このIDを非表示/違反報告)
kon(プロフ) - 更新お疲れ様です。そしてありがとうございます笑 このお話大好きでまた1から読み返したいと思います。Twitterの方フォロー後ほど失礼します。占ツクの方で見れないのは少し残念ではありますが違う形でまた見れるなら全然それでもいいかなと思います笑 (2019年5月26日 1時) (レス) id: c3d372fe7a (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - ４６猫ー０９２４ーさん» URLをはる方法がよく分からなかったので@以下でよろしいでしょうか？【@0530_cy】で検索してみてください＞＜お手数かけて申し訳ないです（汗） (2019年4月6日 23時) (レス) id: 57441c0be9 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫ー０９２４ー - 更新待ってました！TwitterのアカウントのURL貼ってください (2019年4月6日 17時) (レス) id: 8fa9dca0b7 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - konさん» 連続更新頑張ってみました！（笑）かなり拙い文章で申し訳ないですが楽しんでもらえて嬉しい限りですよ〜(；＿；) (2019年4月6日 2時) (レス) id: 57441c0be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桃 | 作成日時：2018年11月27日 21時
